特許技術を調査して分析する過程でファミリー文献と引用文献の調査及び分析は最も重要な役割を果たします。これは単純な情報収集を超えて該当技術の国際的な権利範囲、技術発展の流れ、競合現況などを総合的に把握できる核心手段であるためです。
まず、ファミリー文献は同じ発明を基に色んな国に出願された特許文献の集合であり、これを分析することで該当技術のグローバル権利確保戦略を把握できます。出願人は自社の主要市場を考慮して戦略的に出願国を選定することになり、これを通じて企業の市場侵入意図及び保護対象技術の重要性を予測できます。また、ファミリー文献間の請求項の差や出願間の時差を分析すると技術の進化過程や各国別に差別化した権利確保戦略も確認できます。従って、ファミリー分析は企業の国際IP戦略を把握して、自社の技術が参入しようとする市場での権利衝突可能性を事前に判断するのに核心的な役割を果たします。
一方、引用文献分析は該当特許が引用した選考技術(Backward Citation)と以後にこの特許を引用した後続技術(Forward Citation)が中心になります。これを通じて特定の技術がどんな先行技術を基に発展したか、またどんな後続技術に繋がったかを把握できて、技術の流れと核心性を立体的に理解できます。引用回数が多い特許は該当技術分野において中心的な役割を果たしている可能性が高く、よく引用する企業は類似技術開発に集中している確率が高いです。なので、引用文献分析は技術の中心性評価、競合他社分析、無効化可能性検討など様々な戦略樹立の基礎資料になります。
WIPS Globalでは、このような核心的な業務を効果的に行えるようにファミリーと引用文献を一概にまとめて検討できる機能を新しく追加しました。今回のポストではファミリー&引用分析について紹介させていただきます。
ファミリー文献と引用文献をリスト化して比較・分析できるようにUIを改良して、全てのファミリーの引用文献を確認できます。
既存のInvalidation Advisorでは4カ国(US, EP, JP, KR)のみ確認できましたが、もうファミリー分析機能からも確認できるので、全ての国を対象にファミリー全体の引用分析ができるようになりました。
Citation Matrixでは検索した文献の引用文献とファミリー文献がマトリックス構造で確認できます。引用文献またはファミリー文献をクリックすると文献間の相関関係が活性化して簡単に確認できます。
ここまでWIPS Globalに新しく追加されたファミリー&引用機能をご紹介しました。
ファミリー文献は技術の「国際的な拡散と戦略」、引用文献は技術の「脈絡と進化」を見せる指標とも言えます。この二つの文献を検討するのは単純な付随業務ではなく、技術調査と特許戦略樹立の核心基礎作業です。これを通じて技術の国際的拡散経路、競合他社のIP戦略、技術進化の方向性を総合的に理解できてこれは向後の研究開発、製品リリース、特許紛争対応などすべての段階で重要な判断根拠になります。
このようなとても核心的で必須的な業務である「ファミリー&引用」文献検討!
WIPS Globalでぜひご確認ください。
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