2022年8月11日木曜日

【IP KOREA】ペット一千万時代、ペット用の家電にはどのようなものがあるか?

 ペット関連市場の成長

一人世帯の増加、高齢化の加速化などでペットを飼う人が増えています。
これに従いペット関連市場が急成長しており、家電業界は先を争って「ペット家電」をリリースしています。
韓国特許庁によると、ペット用の家電製品の商標出願が2017年から2021年までの5年間、年平均13%に増加したそうです。

▲pixabay.com

商標出願の比率は、空気清浄機が21,750件(37.0%)で最も多く、それに次いで殺菌装置12,282件(20.9%)、温水器8,184件(13.9%)、浄水器6,879件(11.7%)、電気式浴槽5,185件(8.8%)、毛髪乾燥機3,825件(6.5%)、飼料乾燥装置630件(1.1%)の順でした。
ペットを飼う人が増加し人と動物が共存する動きになっていて、それによって空気清浄機や殺菌装置のような家電が人気が高まっていると推測できるとのことです。

それでは、人と一緒に使うためのものではなく、ただペットのための家電にはどのようなものがあるんでしょうか?

▲pixabay.com

ペット用の家電

一番目に紹介する特許は「スマートペットハウス」です。
ペットが居住する空間(リビングルーム)があるこのハウスは、リビングルームにペットが位置するとペットの生体情報を測定してこれを飼い主の端末に送信するそうです。
それに紫外線殺菌と温熱治療システム、ドライシステムなど様々な機能が付加的に存在して、一つの製品を通じてペットを細心にケアできると思います。

▲Wipsglobal.com <スマートペットハウス図面, KR 10-2360606 B1>

二番目の特許は、「ペット用のトレッドミル」です。
ペットと一緒に長生きするためにはペットの健康管理もとても重要なことです。そのため、ペット用のトレッドミルに関する特許は散歩によくいけない状況であるほど必要な技術だと思います。
本発明が他のペット用のトレッドミルと違うところは、トレッドミルの前にモニターが付いているという点です。これを通じて飼い主の映像が流れます。
飼い主と一緒に走る気分になれるので、もっと元気に走れそうですね。

▲Wipsglobal.com <ペット用のトレッドミル図面, KR 10-2368443 B1>

最後にご紹介する特許は「ペット関連ソーシャルネットワークプラットフォームと連動する排便処理装置を利用した排便管理方法」です。
ユーザーの端末にペットの情報を登録して、以後排便処理装置にペットが排便をした場合、自動で掃除してユーザー端末にペットの排便情報を提供するそうです。
ペットの排便活動もまた健康を確認するいい手段ですが、離れていても状態を確認できるのでよさそうですね。

▲Wipsglobal.com <排便処理装置を利用した排便管理方法図面, KR 10-2356839 B1>

成長し続けるペット市場

韓国のKB経営研究所によると2020年末基準、ペットを飼う世帯が604万世帯(1448万人)で推定されるそうです。
また、韓国の農村経済研究院によるとペット関連産業規模は2022年3兆7千億ウォンから2027年に6兆ウォンまで成長すると見込まれるそうです。

このように、ペット市場は多くの企業が競争に参加しているものの、まだ成長可能性が高い分野で発展可能性がとても高いです。
今後の技術発展と共に人と動物が共存して長く一緒に生きられるような製品がたくさん出てきてほしいですね。


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2022年8月8日月曜日

【IP ISSUE】音無き侵入者、窒素酸化物

音無き侵入者、窒素酸化物


エネルギー使用量が増加するにつれ、化石燃料の燃焼過程で排出されるガスによる大気汚染が重大な社会的イシューとして問題になっています。排出されるガスで代表的な汚染物質としては、窒素酸化物(NOx)、ソックス(SOx)、一酸化炭素(CO)、未燃炭化水素(HC)などがありますが、この中でも窒素酸化物は光化学スモッグの原因で人体に害を及ぼしたり酸性雨の原因で建物の腐食と土壌及び植物の酸性化に影響を与えると知られています。
今回のポストでは、窒素酸化物の汚染源別の事例及び解決対策、そして窒素酸化物の事前/事後処理技術の技術的内容と特許動向の全体的な流れを通じて窒素酸化物の低減技術の方向と現状を確認してみたいと思います。

1. 窒素酸化物の被害
窒素酸化物には安定したN2O、NO、N2O3、NO2、N2O5などと不安定なNO3が存在し、大気環境で問題になるほど存在するのはNO及びNO2で、通常これらの物質を大気汚染側面で窒素酸化物(NOx)といいます。代表的な被害事例としては、酸性雨による土壌及び植物、農作物の酸性化、光化学スモッグ、呼吸器を通じて吸入された微細ほこりによる疾病などがあり、被害は日々大きくなっています。

2. 窒素酸化物主要低減事前/事後処理技術
窒素酸化物低減の事前及び事後処理技術で最も代表的な技術をそれぞれ2つずつ選定し、それらの技術に対して簡単にご紹介いたします。

◎窒素酸化物低減事前処理技術
①低NOxバナー(LNB)
燃料と空気の混合特性を調節して燃焼強度を下げて燃焼初期領域の火炎温度及び酸素濃度を調節してThermal NOx及びFuel Noxの生成を抑制させる方法です。

②排気ガス再循環(EGR)
エンジンで燃焼された廃棄ガス一部を再びエンジンで再循環させて燃焼室の温度を下げてこれによってNOx排出を抑制させる技術です。

◎窒素酸化物低減事後処理技術
①選択的触媒還元法(SCR)
アンモニアを還元剤として利用し、無害なN2及びH2Oに転換する技術で高い脱窒効率を見せて運転及び維持補修が容易などの長所によって現在まで開発された技術の中ではNOxを低減させる最も代表的な技術です。

②選択的無(非)触媒還元法(SNCR)
アンモニアとUreaのように窒素を含有する還元剤を温度が870~1150℃ほどになる時点で噴射させて、噴射された還元剤がイオン化されて酸素が存在する環境で窒素酸化物と反応して最終的にN2、CO2そしてH2Oに分解されるようにする方法です。

3. 窒素酸化物低減技術の特許動向
<窒素酸化物低減技術の細部分類>

◎全体年度別/国別出願動向
全体年度別/国別の出願群数動向

大分類基準、年度別出願群数動向

増加→減少→増加の動きを繰り返す傾向が見られ、韓国と中国の出願は右向上(↗)の傾向を見せています。また、事後処理技術が事前処理技術に比べて絶対的な比率で集中されている特徴が見られて、市場もまた偏在化していると予想されます。

◎全体出願人別の出願動向
全体上位出願人

上位出願人の窒素酸化物低減の事前/事後処理技術現況

最も多くの出願群数を保有している出願人は、TOYOTA MOTORであり、その後をHYUNDAI MOTOR、DOOSAN ENGINE、GM Globaltechnology Operationsなどの順で次いでおり、事後処理技術に集中された傾向が見られます。

◎窒素酸化物低減の事前処理技術の出願動向
窒素酸化物低減の事前処理技術別の出願動向

窒素酸化物低減の事前処理技術上位出願人
 
窒素酸化物低減技術は、事前処理技術は排ガス再循環(A4)>低NOxバナー(A6)>水分(またはスチーム)>添加(A10)などの順で確認され、窒素酸化物低減技術の事前処理技術に関して上位出願人を抽出してみた結果、UNIV SHANGHAI JIAOTONG(CN)、上海华之邦科技股份有限公司(CN)、DAEWOO SHIPBUILDING&MARINE(KR)、KITECH(KR)などの順であることがわかりました。
また、窒素酸化物の事前処理技術の合計389件で、A4(約39%)、A6(約38%)小分類に集中分布する傾向が見られ、本技術分野の特徴として低減効率による結果であると判断されます。

◎窒素酸化物低減の事後処理技術の出願動向
窒素酸化物低減の事前処理技術別の出願動向

窒素酸化物低減の事前処理技術上位出願人

窒素酸化物低減技術で、事後処理技術は選択的触媒還元(B1)>その他触媒還元(B2)>選択的非触媒還元(B3)>湿式処理(B4)の順で確認されて、関連上位出願人を見てみたところ、TOYOTA MOTOR、DOOSAN ENGINE、HYUNDAI MOTORなどの順であることがわかりました。
事後処理技術の合計2,882件の内、B1(約63%)小分類特許出願に集中されている傾向が見られて、高い効率能力を持つ特徴の効果で国際環境規制に満足できるため、需要及び出願が活発であると推定されます。

4. 終わりに
窒素酸化物問題は我々の産業活動と直接の相互関連があり、これを防ぐための規制強化と低減技術適用において所要費用がとても大きい汚染物質です。そのため、窒素酸化物低減技術の最近の開発現況と各適用対象による費用分析など基礎資料が綿密に要求されて、社会的通念の変化及び関連法制化を通じて政策を設けることも並行して実施されるべきだと思われます。

※参考資料
・自動車微細ほこりと窒素酸化物低減技術及び市場動向(2016、KEITI)
・移動汚染源窒素酸化物低減のための触媒化学技術(2020、新素材経済)
・発電設備の脱窒技術現況(2009、係長技術)
・セメント産業での窒素酸化物低減技術動向(2020、資源リサイクリング)
・超低NOxバナー(2016、KISTIマーケットレポート)
・Hybrid SNCR/SCRの技術動向(2006、コネティックレポート)
・高機能環境設備分野の2020ビジョンと戦略(2007、KIET)


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2022年7月14日木曜日

【IP KOREA】身体の弱点を補完できるウェアラブルロボット技術特許

ウェアラブルロボット?

ウェアラブルロボットはWearableの言葉通り、着たり脱ぐことができるロボット技術を言います。
最近医療工学分野で最も注目されている部門の一つですが、身体機能を向上させてくれる補助器具として活用ができるため、リハビリや災難状況、産業現場、軍需分野など色々と活用ができます。
アメリカや日本のような主要国を中心に商用化のためにし烈に競争していますが、まだ市場を先占した国や団体はないそうです。
韓国の場合、2013年にソウル大学医工学科のキム・ソンワン教授チームが関連論文を発表して本格的に研究が始まり、現在も活発な研究が行われています。

▲ pixabay.com

医療機器用のウェアラブルロボット技術

身体機能を向上させてくれる補助道具である分、身体が不自由な人たちにとってとても有用な技術であるウェアラブルロボット技術について、韓国内で開発して特許登録になった技術を中心に確認してみたいと思います。
株式会社P&S Mechanicsのウォークボット(Walkbot)は、歩行障害を持つ患者の歩行機能を回復させるためのロボットです。現在、色んなウェアラブルロボット技術が特許として登録されており、韓国内外の病院でリハビリをアシストするための目的で実用されています。

▲Wipsglobal.com <株式会社P&S Mechanicsが登録したウェアラブルロボット技術関連特許>

また、株式会社HEXAR Humancareも人工知能とビックデータ技術を活用して精密治療と個人化リハビリができるようにアシストするウェアラブルロボット技術を開発しています。
現在までは商用化より臨床実験に重点を置いて技術を開発してきましたが、今後は本格的に市場に進出して競争することを明らかにしました。

▲Wipsglobal.com <株式会社HEXAR Humancareが登録したウェアラブルロボット技術関連特許>

身体機能強化用のウェアラブルロボット技術

医療機器分野以外でも、日常生活の中で使用できるウェアラブルロボット技術開発も活発に行われています。
代表的には、サムスン、大宇(デウ)建設など複数の大手企業でウェアラブルロボット技術を商用化するための開発に力を入れています。

サムスンは、運動用ウェアラブルロボット市場中心の開発を続けています。
股関節に着用して歩行をアシストするロボットである歩行補助ロボット「GEMS Hip」をCESなどで重点的に披露しており、ウェアラブルロボットを通じて実行できる自体フィットネス用プログラムも開発中だそうです。

▲Wipsglobal.com <サムスン電子株式会社が登録したウェアラブルロボット技術関連特許>

また、大宇(デウ)建設は建設用のウェアラブルロボットの開発を進めています。
事業に活用する作業者用のウェアラブルロボットは「腰補助ロボット」、「歩行補助ロボット」の二つであり、建設の現場で筋力補助と常時着用性のために使用者の利便性を考慮して効果を極大化したのが特徴だそうです。

身体の限界を超えて


紹介した会社たちを除外しても、多くの素晴らしい企業たちがウェアラブルロボット技術市場に飛び込んでいます。
前途有望な分野で、まだ誰も優位を先占できていない市場は珍しいですし、人間の身体的な弱点を補完することで生活の質を高められる魅力的な部門であるためです。
独歩的な特許技術を基にしたロボットが開発されて、一刻でも早く商用化される日が来ることを期待しています。

▲ pixabay.com


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2022年6月29日水曜日

【IDEAS】生ゴミをエコ肥料に!

生ゴミを栄養豊富な堆肥にしてくれるアイディア製品をご紹介します。



▲ indiegogo.com

Nagual

Turn Home Waste Into Fertilizer in 1.5HRS!


生ゴミを室内に置くと臭くなってとても不快な気分になります。
特に今のように熱い夏になるともっとひどくなりますが、だからと言ってゴミが出るたびに捨てるのは大変です。
そんな生ゴミをすぐなくしてエコ肥料にしてくれる「Nagual」をご紹介します!

生ゴミの問題点の一つは、体積が大きいということですが、
Nagualは生ゴミを細かくつぶした後に加熱・乾燥して体積を90%ほど減らしてくれます。
魚、肉、卵の殻などどんな生ゴミでも処理が可能です。

つぶして乾燥するNagualの方式は土壌が作られる過程と類似しています。
126度で加熱・乾燥して殺菌にもなって、処理過程で発生する臭いも炭で脱臭します。
こうして処理が終わった生ゴミは肥料として利用できるそうです。


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2022年6月20日月曜日

【WIPS】AI特許文献分類機 #3

 WIPSのAI特許自動分類機がWIPS 「PRISM」という名前で公式ロンチングされました。


今回は、ユーザーインターフェースとメニュー別の機能についてご紹介します。

◇WIPS PRISMは、分類されていない特許文書(特許技術)をユーザーが定義した基準に合わせて分類するアプリケーションであり、特化された5つのアルゴリズムを利用してユーザーの正解データを学習させて結果物を提供する特許文書自動分類サービスです。










AI技術で特許分析業務に革新を始める。特許技術分類はWIPS PRISMにお任せください。



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【IP KOREA】ペット一千万時代、ペット用の家電にはどのようなものがあるか?

 ペット関連市場の成長 一人世帯の増加、高齢化の加速化などでペットを飼う人が増えています。 これに従いペット関連市場が急成長しており、家電業界は先を争って「ペット家電」をリリースしています。 韓国特許庁によると、ペット用の家電製品の商標出願が2017年から2021年までの5年間、...