特許文献は書誌事項、要約、発明の詳細な説明、請求範囲、図面などで構成されています。中でも請求範囲は独占的に権利化しようとする技術内容で、特許発明の保護範囲を設定する役割を果たします。つまり、特許権の権利範囲は請求項によって決まるため、保護を受けようとする技術は必ず請求項として記載しなければなりません。もし発明の説明だけ記載があり請求範囲に記載がない場合、特許権として保護されません。特許決定可否が請求項に記載された発明の内容によって判断されるため、請求項は出願書においても最も重要な項目で、登録可能性、侵害有無、無効可否などを判断するための調査/分析過程においても最も核心的な部分です。
なので、特許文献を確認する時には請求範囲をきちんと分析するのが該当特許の技術を理解するのにとても重要です。
しかし、特許請求範囲は独立項または従属項などの複雑な引用関係で構成されていて、明確に発明の保護範囲を理解するのが難しいです。さらに、各国によって言語も異なって請求範囲の記載方式にも違いがあるため、請求範囲全体を分析するのはもっと難しいです。
WIPS Globalでは、このような課題を解決するために請求項階層を分析して文献の公開/登録による比較を視覚化してより効率的な検討ができる「請求項分析(Claim Analysis)」機能を提供しています。
今回の投稿では、WIPS Globalの請求項分析機能についてご紹介したいと思います。
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| ▲ Wipsglobal.com ＜WIPS Globalの請求項分析＞ |
請求項分析は詳細表示画面から入ることができます。
請求項はほとんどが多数の項で構成されていて、またこれらが文献状態によって変動する可能性がある特性を考慮し、WIPS Globalの請求項分析ではこれに対する識別力を高めるために請求項分析モジュールを提供しています。
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| ▲ Wipsglobal.com ＜WIPS Globalの請求項分析＞ |
上記の画像はWIPS Globalの請求項ツリー(Claim Tree)画面です。請求項ツリーを利用すると、権利範囲確認に必須的な独立項-従属項の構造及び単一/多種参照関係を一目に把握できます。
各数字は請求項番号を意味します。
請求項を選択すると選択した請求項の参照関係が赤いラインで表示されます。四角の枠内は同じDepthの請求項の中から同一の請求項を参照した請求項のグループが表示されます。
請求項番号にマウスをオーバーすると、該当請求項が参照した請求項を表示します。未分類請求項は別途区分して表示しますが、これらは独立項または従属項を機械的に区分できないことを意味します。
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| ▲ Wipsglobal.com ＜WIPS Globalの請求項分析＞ |
請求項要素分析(Analyze Claim Elements)は、独立項の要素を分析して独立項の範囲をより簡単に解析してメモを追加できる機能です。上段の請求項をクリックすると左側に内容が表示されます。そこからテキストを右側にドラッグして編集することができて、メモを入力してエクスポートすることもできます。
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| ▲ Wipsglobal.com ＜WIPS Globalの請求項分析＞ |
請求項比較(Claim Amendment)は、請求項を比較分析できる機能です。上段の請求項リストから確認したい請求項番号を選択すると文献公開後に登録審査過程で削除されたり補正になった請求項の内容に対する比較分析ができます。左側には公開、右側には登録文献が表示されます。
上記画像は14項と15項の従属項が審査過程で独立項に修正されたことがわかります。
この画面ではハイライトを使って主要キーワードを表示することもできます。
ここまでWIPS Globalの請求項分析機能をご紹介しました。
様々な分析画面で特許解析のエラーを防止して、権利範囲をより簡単で素早くご確認ください！
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