3月3日、韓国の政府は「先端ロボット規制革新方案」を発表しました。
ロボット産業の育成のために思い切って足かせを解いて支援を惜しまないという方針です。
ロボット産業の育成のために思い切って足かせを解いて支援を惜しまないという方針です。
政府が発表したロボット規制革新方案で目に留まる部分は、今年からロボットの歩道通行が可能になるという点です。
これで自動車、バイクなど既存の運送手段概念にロボットも追加して、ロボットを利用した配送と警備見回りサービスを創出するという計画です。
今回のポストでは、「ニューサービスゲームチェンジャー」になるロボットの技術動向について調べてみたいと思います。
「配達も静かに」、バイクの代わりに配達ロボット
韓国の食堂では、従業員の代わりに直接料理を運ぶロボットをよく見かけます。
これからは食堂のような室内ではない、屋外の一般道路でも運送と配達を行うロボットたちを見かけられると思います。
LG電子が開発したこの運送ロボットはAIとマシンラーニングアルゴリズム機能に基づいて5Gネットワークを通じて作動します。
物を送るユーザーがこのロボットに物を積載して目的地を入力するとこの運送ロボットが目的地まで安全で正確に運送します。
NAVER LABSでも配送ロボットを開発しました。このロボットは宅配運送ラベルの情報を認識してユーザーが一々廃装置の情報を入力する必要なく、受取人に直接宅配を配送する技術が登載されています。
▲ Wipsglobal.com、KR 10-2370872 B1、「ロボットを利用した配送方法及びシステム」 |
既に配達ロボットを利用した近距離配達サービスを提供している事例もあります。セブンイレブンはコンビニ業界で初めて屋外ロボット配達サービスを始めて、韓国の仁川のある大学キャンパスとソウルのあるアパート団地で配達ロボット「ニュービー(Newbie)」を利用した近距離配達サービスを運営しています。
ROBOTISも既に自律走行無人ロボットを利用してソウルのある地域で料理を配達しています。このロボットは信号を守って横断歩道を渡って料理をピックアップして目的地まで正確に料理を配達します。
▲ 自律走行で配達中のROBOTISロボット (出処:ROBOTIS Youtube)
私たちの町を守ってくれる見回りロボット
ロボットは私たちの町を守る保安官としても広く活用されると思われます。
既に軍と警察ではロボットやドローンを利用した安保、見回り戦略を積極的に樹立しています。
ロボットを利用した見回りと警備は、人の接近が難しい狭い地形や危険な場所での任務を安全で効率的に遂行できるという長所があります。
HL MANDOが開発したこの技術はロボットと超小型ドローンを利用した監視システムに搭載されたロボットで、人間の目と手が届かないところまで監視と見回りができます。
のみならず、HL MANDOはAI見回りロボットである「Goalie」を開発して既に韓国のシフン市でロボット保安官としての役割を果たしています。
HL MANDOのGoalieは、坂道や障害物、人を完璧に認識して回避起動から一時停止はもちろん、緊急状況発生時にオンライン状況室と近所の地区交番に状況を知らせるのも可能です。
▲ HL MANDOが開発した見回りロボット「Goalie」 (出処:HL MANDO Youtube)
Goalieの他にも既に公共場所で危険から市民たちを守るロボットはあります。
自律走行見回りロボット専門企業「道具空間」も見回りロボットを開発して現在ソウルの特定地域で地域案内と見回り、消毒薬噴射など人間がやっていた仕事を代わりに行っています。
災難にもっと強いロボット
火災や地震のような災難状況が発生した時、私たち人間の力や意志だけでは対応ができない場合があります。
こんな状況で人間の役割を代わりに果たしてくれるありがたいロボットたちがあります。
まず、火災鎮圧ロボットです。
このロボットは消火弾の遠距離投擲用の鎮圧ロボットで、火災の初期鎮圧のための大型消火弾を投げられるロボットです。
火災発生時、狭い道路や住居密集地域は消火器がないか、消防車が進入できないところが多くて火災鎮圧が難しい場合があります。
この火災鎮圧ロボットが火災初期の鎮圧にとても大きく役立つと思われます。
災難時のロボットの活躍は続きます。韓国のロボット融合研究院が開発した災難救助用のロボットは超高層ビルや地下鉄、坂道で応急患者を安定的に移送できるロボットです。
応急患者を移送するためには最低2名の救助員が必要ですが、このロボットには角度調節が可能なベッドとレールがあり、応急患者を乗せて事故現場から安全に退避できます。
ロボットと人間が一緒に作り上げる世界
今回のポストでは配達から警備、火災鎮圧まで私たち人間の代わりに所々で活躍をしているロボットと技術について調べてみました。
これまで韓国は他の国に比べて古い規制のせいでロボット関連の技術開発と商用化が遅れている問題がありました。
しかし今回のロボット規制革新で、様々な産業分野においてロボットの「モビリティ」性能と技術開発がより積極的に変化すると予想されます。
もちろん、まだ現実化のためには超えるべき壁がたくさんありますが、人間とロボットが一緒に作り上げていく世の中を期待してもいいのではないでしょうか?
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