成功したフランチャイズ企業「ソルビン」
ソルビンは韓国だけではなく、海外でコリアンデザートとして知られているデザートカフェブランドです。2013年に釜山から始まり、1年で490店以上の加盟店を超えました。その後、最も韓国的なものが最も世界的になれるというスローガンとともに、海外に目を向け始めました。ソルビンは2015年、中国、タイ、日本、クウェート、カナダまで進出しました。
▲sulbing.com <ソルビンのホームページ> |
ソルビンのマスターフランチャイズ, そして協力会社と訴訟合戦
ソルビンは本社が海外に直接進出する方法ではなく、進出国のパートナーと契約し、事業運営権を販売するマスターフランチャイズ方法で海外に進出してきました。中国に進出する際には、現地の協力会社である上海アビン食品と契約を締結して事業を進めました。しかし、中国では「ソルビン元素」という偽ブランドが先に商標を出願し、事業を進めていました。上海アビン食品は中国での営業が難しくなり、ソルビンに契約の解除と使用料の返還を求める訴訟を起こしました。大法院まで訴訟進められた結果、上海のアビン食品が勝ち、ソルビンは契約金を返すことになりました。
▲sulbing.com <ソルビンのホームページ> |
商標を取り戻すためのソルビンの訴訟
その後、ソルビンはソルビン元素に対して商標無効審判を請求しました。半年間進められた審判で中国商標評審委員会はソルビン元素の商標は無効とし、韓国ソルビンに軍配をあげました。商標評審委員会は、中国企業が正常な商標登録秩序を乱し、公正な競争秩序に害を及ぼしたと判断したわけです。今まで、偽ブランドのせいで、中国進出が難しかったソルビンは今後、市場開拓に乗り出すつもりであるそうです。
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▲ www.intomark.com (WIPSのデータベース) |
他の商標も取り戻せるだろうか?
今回のソルビンの判決を通じて、専門家は商標法に対する中国の意志を分かることができたと言っています。中国商標訴訟専門家の有名人であるユ·ソンウォン弁理士は今回の判決で、「他人の正当な権利を侵害し、不正競争の目的で出願した商標は、中国商標法44条を一元化して規定するという中国の意志を示すことである」と説明しました。
ソルビン元素の商標権を持っていた中国企業は、イニスフリー、コ·ボンミン·キンパプ、キム·ガネなど、他の韓国企業の商標も保有していました。ソルビンの先行事例を通じて商標権を奪われた韓国商標が取り戻すことを期待しています。
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