アップルを相手に特許侵害訴訟を提起したネオノード
先日、スウェーデンのタッチスクリーン技術専門企業のネオノード(Neonode)は、アップルを相手にテキサス西部地域裁判所に特許侵害訴訟を提起しました。
ネオノードは最近リリースされたiPhone11 Proと最新iPad Proに適用された画面を上にスライドしてロックを解除する機能、キーボードに指をつけたままスライドして単語を入力できるいわゆるクイックパス機能が自社の特許を侵害したと主張しました。
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| ▲ neonode.com 「ネオノードホームページ」 |
サムスンとの訴訟でも登場していた「スライドでロック解除」
ネオノードが侵害を主張した特許の中で、特に「スライドでロック解除」機能が目立ちます。
2012年、アップルはサムスンが「スライドでロック解除」機能関連特許を侵害したと主張したことがあります。
これにアメリカの裁判所はサムスンがアップルに約1,330億ウォンの損害賠償額を支給すべきとの判決を下しました。
しかし、以後ドイツで行われた訴訟ではアメリカでの判決とは正反対の結果になりました。
サムスンは「スライドでロック解除」機能に対する先行技術を探して提出し、その結果、ドイツ連邦最高裁判所はこれと関連するアップルのヨーロッパ特許(EP1964022)を無効化しました。
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| ▲ Wipsglobal.com WIPS Global特許検索「アップルの特許」 |
サムスンが探し出した先行技術の持ち主、ネオノード
ドイツの訴訟でアップルの特許が無効化されたのはサムスンがネオノードの特許を探したためです。
その当時、訴訟に影響を与えたネオノードの特許は単純に画面をスライドして決まった機能を活性化するものでしたが、今回の訴訟でネオノードが侵害を主張する特許はタッチスクリーンと動作認識などが結合して、過去サムスンが先行技術として提示した技術より一段とアップグレードした技術です。
この特許技術はタッチディスプレイ上で利用者の独特な行動を探知した後、予め定義された多様な機能を遂行する利用者インターフェースと関連する技術です。
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| ▲ Wipsglobal.com WIPS Global特許検索「ネオノードの特許」 |
アップルに不利に見える現在の状況
ネオノードは訴訟を提起してアップルが自社特許の存在を認知していたにもかかわらず故意で侵害したという証拠資料を提出したと知られています。
訴訟文書にはサムスンとアップルの特許紛争の内容が詳しく記載されていて、その過程で自社の特許が先行技術として認定された点を強調しています。
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| ▲ Wipsglobal.com WIPS GlobalUS訴訟検索「Neonode v. Apple」 |
アップルからすると今回の訴訟は結構難しくなる可能性がありそうです。
ネオノードが保有した特許の新規性を否定して先行技術の存在を主張すると自分たちの特許もまた無効であることを立証することになり、自社特許の進歩性を主張するにも難しい部分があって訴訟戦略構成に困難がありそうです。
サムスンをコピーキャット(Copycat、模倣者)だと非難していたアップルの過去が逆に自分たちに戻ってくる可能性がある状況です。
自社の特許を無効化させた技術の攻撃を受けたアップル、果たしてこの危機をどう乗り越えるか今後の動きが楽しみです。
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