マスク特許出願の増加
韓国特許庁の調査結果、最近5年間でウイルス関連マスク出願は68件でその以前の5年間の年平均出願件数の37件に比べて2倍近く増加しているそうです。
2015年に韓国で感染者が出て大騒ぎになった中東呼吸器症候群(MERS)と毎年増加している黄砂の影響でマスクの需要が高まってマスク関連特許出願もまた増加したと思われます。
▲ pixabay.com |
生活上のアイディアを反映したマスク分野特許
最近10年間のマスク分野の特許出願人別の推移を見てみると、個人の特許出願が年平均57%で過半数を占めています。
マスク分野は技術難度が高くなく個人が容易く出願できて、またウイルスと細菌、そして黄砂まで加わってマスクを着用する回数が増えると共に生活上のアイディアを出願する場合が多いためだと特許庁は分析しています。
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様々な方法で自分の体を守るマスク
特許の内容を見てみると、ウイルスから自分の体を守るためのアイディアが多かったです。
気孔の大きさを調整する物理的方法、有・無機抗菌剤を適用する化学的方法、超音波や電・磁場、熱線等を活用する方法、そしてこれらを一緒に適用する融合的方法など色んな方法を通じてウイルスから体を守ろうとする努力が見受けられます。
▲ wipsglobal.com WIPS Global特許検索「ウイルス流入防止マスク」 |
不良マスク注意報
昨年の7月に韓国の特許庁と食薬庁が合同で微細ホコリマスクを点検しましたが、その結果、虚位・誇大広告で437件、特許など虚位表示が680件など1,125件が摘発されました。
最近では新型肺炎と呼ばれる新型コロナウイルスが流行して道中でマスクを着用している人を多く見かけるようになりました。
マスクに対する需要が増加している分、不良マスクに対する対応策が必要なタイミングではないかと思います。
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