アメリカ法務部、産業スパイの疑いで中国人2名を起訴
先月の23日、アメリカ法務部は自国の企業であるジェネラルエレクトリック(General Electric Company, GE)を相手に産業スパイ活動を行ったとの理由で中国人2名を起訴しました。
起訴された2名はそれぞれ中国人の事業家と前GEエンジニアで、アメリカ法務部によると彼らはGEの営業秘密を盗んで中国側に渡したそうです。
事件を捜査している米連邦捜査局(FBI)は経済スパイ活動、営業秘密窃盗、虚偽供述など14個の疑いが適用される可能性があると伝えました。
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▲ pixabay.com |
GEのガスタービン関連技術
問題になった技術はガス及び蒸気タービン関連技術です。
彼らは設計図面などが入ったファイルを暗号化した後、他の画像ファイルに巧みに入れてメールを通じて中国側に渡したそうです。
FBIによるとこうやって引き抜いた機密情報は中国の航空技術企業と航空宇宙大学、航空エンジン研究所などに渡ったそうです。
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▲ pixabay.com |
企業のスパイではなく、中国の産業スパイ?
FPIは捜査を通じて、彼らが営業秘密を引き抜いたことに対して中国の政府から金銭的補償を貰ったとも伝えました。
これは単純に企業間のスパイ活動ではなく、中国政府の支援の下で行われたスパイであることをアメリカ側が公式的に明示したものです。
アメリカ法務部次官補は今回の事件を、アメリカの知識財産を活用して生産した製品をアメリカと世界市場に販売しようとする中国政府の戦略を見せる事例であると規定して、黙ってみている訳にはいかないと強調しました。
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▲ pixabay.com |
アメリカの貿易協商
今回のアメリカの告訴がアメリカと中国の貿易協商の最後に発生した事件という点から、アメリカが中国を圧迫するためのカードであるだろうという意見もあります。
そしてアメリカはヨーロッパ連合に対してもバイク関税問題を挙げて報復すると公言するなど全方位にかけて圧迫をかけています。
全世界にプレッシャーをかけているアメリカの貿易協商がどのような結末を迎えるか見守る必要がありそうです。
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