2018年12月14日金曜日

中国裁判所、AppleにiPhone販売禁止命令

中国裁判所、AppleにiPhone販売禁止命令


中国の裁判所がクアルコムとアップルの特許紛争でクアルコムの手を上げました。
裁判所はアップルのiPhone 6s, 6s Plsu, 7, 7Plusなどいくつかのモデルに対して中国内販売を中断することを命令しました。
これと関連して米国の政府が先日、華為技術(ファーウェイ創業主の娘の孟晩舟(メン・ワンツォウ)CFOを貿易制裁違反疑惑で逮捕した事件をおいて、米国に対する中国の仕返しだという意見が出て両側の緊張が高まっています。


▲ pixabay.com


クアルコムとアップルの特許紛争


アップルは去年までのサムスン電子との長い紛争に続いて今回はクアルコムと戦っている状況です。
今回の場合、写真の大きさ調整とタッチスクリーン関連特許に対する訴訟でクアルコムが中国の裁判所に提起した訴訟です。
裁判所がクアルコムの手を上げたことによってアップルの製品一部が販売中断となる危機に陥りましたが、もし販売中断が確定されたとしてもアップルの被害は大きくない見通しです。
アップルが最近リリースしたiPhone Xs, Xs Max, XRは中断対象に含まれておらず、問題になった特許もまたソフトウェア変更を通じて避けることができるからだそうです。


▲ flickr.com ⓒ Jan-Willem Reusink


控訴する意思を伝えたアップル


アップルは中国裁判所の判決に対して即刻控訴することを伝えて、控訴と同時にソフトウェアをアップデートして問題を解決したと明らかにしました。
アップルは半独占関連調査を受けているクアルコムが無効化された特許までもって出ていると、全ての手段を動員して駁すると伝えました。


▲ pixabay.com


米国に対する中国の仕返し?


先日のファーウェイ事態をおいて米国政府は貿易協商とは関連がないといいました。
しかし、今回の中国のアップルに対する販売中断命令に対して、中国が米国に対する仕返しに出たとの意見が多くて米・中の雰囲気がどう変わるかは未知です。
実際に中国は、孟副会長逮捕当時にカナダに対して正しく処理しないとカナダに責任を問うと圧迫もしました。
両国の代表企業を前に出した米国と中国の貿易戦争は、簡単には終わらなさそうです。




Japan Tel: +82-2-726-1113, 1107 | Fax: +82-2-777-7334 | wips-jp@wips.co.kr

0 件のコメント:

コメントを投稿

【IP ISSUE】各国の最新情報_202404

  FR 2024年3月20日、フランスの競争委員会(Autorité de la concurrence)はGoogle LLC、Googleアイランド及びGoogleフランス(以下、Google)のニュースコンテンツ著作物無断使用による著作隣接権法の違反に関連して2億5千万ユ...