サムスンの機密、中国へ流出論争
先日、サムスンディスプレイの協力会社の中小企業「トップテック」によって、サムスンのディスプレイ関連核心技術が中国に流出されたとのニュースがありました。
ニュースが出た後、韓国では連日この論争に対する記事が溢れて経営陣が起訴されたということが広まるとトップテックの株価はまっさかさまに落ちている状況です。
反面、トップテックの関係者たちは機密流出ではないと解明をしていて注目が集まっています。
▲ www.toptec.co.kr |
サムスンディスプレイの「エッジ」ディスプレイ技術
論争の中心にある技術は、サムスンディスプレイの「エッジ」ディスプレイ関連技術です。
サムスン電子の最新スマートフォンに適用されているディスプレイで、約1,500億ウォンを投入して作った技術だそうです。
韓国のスウォン(水原)地検の調査によると、エッジ技術関連の設備仕様書とパネル図面を自分たちが設立した偽装企業に流出した後、一部を中国に引き渡したと知られていますが、これに追加で資料と図面を利用して関連設備を制作して中国の企業に輸出しようとした疑いがかけられています。
▲ www.samsungdisplay.com |
正当な輸出だと主張するトップテック
今回の論争に対してトップテックは、機密流出ではなく自分たちが開発した設備の正当な輸出なだけだと主張しました。
トップテック側は、設備は自分たちの技術で開発したものでサムスンディスプレイの技術とは関連がなく、関連技術もまた法的に政府が定めた国家革新技術にも属さないと強調しました。
そして自社のホームページのお知らせを通じて、検察の調査を受けている今もサムスンディスプレイとの協力関係を維持していると明かして今後裁判を通じて真実が明らかになると伝えました。
▲ flickr.com ⓒ Kārlis Dambrāns |
果たして真実は?
韓国では、今回の論争に対して核心技術が中国に引きわたったことに対する批判の声が多いです。
最近中国や台湾などに韓国内の核心技術の流出関連論争が多かったことも批判が強い理由の一つです。
しかしまだ正式な捜査が完全に進んだわけではなく、トップテック側が真正面から立ち向かっているため、真実を知るためには時間がもう少しかかると思います。
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