【IP ISSUE】各国の最新情報_202212

KR

2022年11月29日、韓国の特許庁(KIPO)はテレビ会議で行われた「第22回韓・中・日の特許庁長会議」に参加し、韓・中・日の3国間の知的財産分野の協力及び発展方向などを論議したそうです。

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「韓・中・日の特許庁長会議」は知的財産先導国の韓・中・日の3国が特許審査情報の活用、特許制度の調和及び国際規範形成などを目的として2001年に開始された以来、今年22回目を向かいました。

日本特許庁(JPO)が主催した今年の会議では、特許、商標、デザイン、審判、教育など各分野別の実務会議で論議された事項を承認して、向後の協力方向などを論議したそうです。

また、「炭素中立達成のための知的財産システムの寄与(Contribution of IP System to Achieving Carbon Neutrality)」というテーマで知的財産分野の専門家たちが参加するシンポジウムを開催しました。

このシンポジウムは、KIPOの主導で去年の会議で合意されたことがある「炭素中立のための知的財産分野の協力」の一環として推進されており、3国の参加者たちのテーマ発表及びパネルディスカッションなどが行われました。

韓国はKIPOのテーマ発表を通じて炭素中立に対する知的財産製作を紹介しており、LG化学は知的財産を活用した炭素中立技術の拡散及び発展方向について紹介しました。

KIPOは「韓国の主導で採択された炭素中立協力イシューは、向後も韓・中・日の特許庁長会議で持続して論議する予定であり、KIPOの積極的な参加を通じた成果導出及び知的財産分野の先導国として地位を高められるように努力していく」と伝えました。

<出典>”特許庁、第22回韓・中・日特許庁長会議参加”. 韓国知識財産研究院.

https://www.kiip.re.kr/board/trend/view.do?bd_gb=trend&bd_cd=1&bd_item=0&po_item_gb=KR&po_no=21670, (参照 2022-12-16)

EP

2022年11月22日、ヨーロッパの特許庁(EPO)は2023年1月1日からテレビ会議(videoconference, VICO)を異議申立の手続きの口頭審理(oral proceedings in opposition)の基本形式に決定したと発表しました。

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ヨーロッパの特許協約(EPC)は、当事者がEPOから不利な決定をもらう前に対応できる最後の手段として特許出願人と権利者の陳述機械を尊重し、とても重要な権利に該当する場合、口頭審理をするように規定しています。

EPOは2010年代の頭ごろに遠隔口頭審理を審査(examination)段階に限ってEPOの内部装備を利用する場合のみ許容してきましたが、コロナ19の発生以後に口頭審理に対する当事者の接近を持続するためにZoomなどを利用したVICO口頭審理に拡大するようになりました。

2020年5月から異議申立口頭審理をVICOで運営する模範サービスを始めており、2021年9月には一か月間の利用者満足度調査を実施しましたが、調査結果、応答者の3分の2が「いい(good)」または「とてもいい(very good)」で評価したそうです。

この発表によると、VICOを通じた異議申立口頭審理の模範運営プロジェクトが完了し、EPO庁長はたくさんの理解関係者たちのフィードバックと模範運営プロジェクトの結果を慎重に評価したそうです。その結果、ほとんどの利用者たちの反応が肯定的であったため、VICOを異議申立の口頭審理手続きの基本方式に決定したとのことです。

特定の事情がある場合に限って、異議申立部(opposition division)が許可する時には、異議申立口頭審理を直接対面(in person)で進めることができます。

EPOカンピーノス長官は伝染病が特許付与プロセスの色んな側面に影響を及ぼす変化の触媒剤だったと言及してVICOを通じた異議申立口頭審理が時間と費用をセーブして炭素排出を減らすと同時に当事者が効果的に意見を主張できるようにしたと強調しました。

また、模範運営プロジェクトは皆に貴重な校訓と多様な作業方式を試す機会を与えたので、2年半以上が経過した今VICOを基本方式に採択することが適切だと説明しました。

1)決定通知文は次のリンクをご参考ください：https://www.epo.org/law-practice/legal-texts/official-journal/2022/11/a103.html

<出典>”ヨーロッパ特許庁、テレビ会議を異議申立口頭審理の基本方式に決定”. 韓国知識財産研究院.
https://www.kiip.re.kr/board/trend/view.do?bd_gb=trend&bd_cd=1&bd_item=0&po_item_gb=EU&po_no=21688, (参照 2022-12-16)

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