【IP ISSUE】映画のアクションをそのまま感じる

映画のアクションをそのまま感じる

ソーシャルディスタンス緩和に従って映画館に向かう人々がどんどん増えています。このポストではその映画に関する特許について話してみたいと思います。

我々が戦争映画やアクション映画を見る理由は、迫力のある場面が見れるからだと思います。これらの映画は単純に2Dスクリーンだけではどこか物足りなく感じる場合もあります。そんな消費者のニーズに応えてOTT(Over The Top)プラットフォームに対抗するために、韓国の映画館たちは特別な技術が使われたスペシャル上映館を設置しています。

CGVの4DXとScreenX(スクリーンX)、LOTTE CINEMAのスーパーフレックスGとスーパー4D、MEGABOXのドルビーシネマがそのものです。

その中でも今日ご紹介するのは、韓国のCGVの4DXとスクリーンXです。

映画が3面で上映？

▲ www.cgv.com、 Special screen ‘4DX’

多くの方々が4Dについては聞いたことがあると思います。

4DXは、映画の場面に合わせて動くモーションシートと風、光、香り、振動、霧などの様々な環境効果を感じられるCGVの五感体験特別上映館です。

似たようなものとしては、ロッテシネマのスーパー4D館があります。

このように割と有名な4DXと違って、スクリーンX技術はまだ不慣れに思われる方が多いと思います。

▲ www.cgv.com、 Special screen ‘ScreenX’

スクリーンXは、全面スクリーンと共にスクリーンの左右にある壁面を含めた3面をスクリーンとしてすべて活用してより躍動感のある映画を楽しめるようにするCGVだけの独自の技術です。

▲ Wipsglobal.com、KR 10-1305249 B1、「多面上映システム」

これはCGVが特許登録した「多面上映システム」で、本発明は一般的に映像が映写される全面スクリーンを除外した前面部の左右壁面またはそれ以上の面に映像を映写して観覧ができるようにするのが特徴です。

これを通じて観客に立体感および没入度の高い映像を提供できて、色んな視点の映像提供が可能になって、映像によって描写される空間内に実際に入ったような現実感を提供できるようになります。

▲ www.cgv.com、 Special screen ‘4DXScreen’

それだけではなく、CGVは4DXとスクリーンXを合わせた4DXScreen館も運営しています。

五感体験と多面上映を同時に楽しめて更に優れた没入度を提供するそうです。

▲ Wipsglobal.com、KR10-1457911 B1、「多面上映のための付加効果システム及び方法」

本発明は、多面上映のための付加効果システムおよび方法に関するもので、前述した多面上映システムの特徴に映像の上映以外の付加効果を具現する装置が含まれた特許です。

そして、このような付加効果装置は映写される映像によって付加効果の方向を異なるように構成します。例えば、左側から波が打つとその方向から水と風などが出るものです。

▲ Wipsglobal.com、KR10-1457911 B1、「多面上映のための付加効果システム及び方法」

この図面を通じて、映写面Bから凍りついた路面が壊れる場面がAまで広がっていくと同時に座席に振動を与えてまるで自分がその場にいるような現場感のあふれる映画を楽しめるということがわかります。

映画はもう見るだけではなく、経験するもの

それでは、このような拡張された映像はもともと制作会社で撮っておいたものなんでしょうか？

CJの4DフレックススクリーンXスタジオのオ・ユンドンチーム長によると、スクリーンXはCGV側で直接両サイドの画面をコンピューターグラフィック(CG)で一々制作するものだそうです。

制作会社で本編のCG設定をそのままもらって同じデザインと同じトーンでスクリーンCGを作るのであり、本編の制作会社が映像を作ってくれるとか既存の画面を延ばして上映するのではないかという推測は誤解だといいました。

数多くの人々の汗と努力で作られたスクリーンX技術を通じて我々の文化生活は一段と楽しくなったと思います。

スクリーンX技術はもう3面ではなく、天井、床までの画面拡張を通じてもっと躍動感のある映画を観覧できるように研究しているそうです。

今後、どれだけ素敵な経験ができるか、とても楽しみです。

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