2022年7月14日木曜日

【IP KOREA】身体の弱点を補完できるウェアラブルロボット技術特許

ウェアラブルロボット?

ウェアラブルロボットはWearableの言葉通り、着たり脱ぐことができるロボット技術を言います。
最近医療工学分野で最も注目されている部門の一つですが、身体機能を向上させてくれる補助器具として活用ができるため、リハビリや災難状況、産業現場、軍需分野など色々と活用ができます。
アメリカや日本のような主要国を中心に商用化のためにし烈に競争していますが、まだ市場を先占した国や団体はないそうです。
韓国の場合、2013年にソウル大学医工学科のキム・ソンワン教授チームが関連論文を発表して本格的に研究が始まり、現在も活発な研究が行われています。

▲ pixabay.com

医療機器用のウェアラブルロボット技術

身体機能を向上させてくれる補助道具である分、身体が不自由な人たちにとってとても有用な技術であるウェアラブルロボット技術について、韓国内で開発して特許登録になった技術を中心に確認してみたいと思います。
株式会社P&S Mechanicsのウォークボット(Walkbot)は、歩行障害を持つ患者の歩行機能を回復させるためのロボットです。現在、色んなウェアラブルロボット技術が特許として登録されており、韓国内外の病院でリハビリをアシストするための目的で実用されています。

▲Wipsglobal.com <株式会社P&S Mechanicsが登録したウェアラブルロボット技術関連特許>

また、株式会社HEXAR Humancareも人工知能とビックデータ技術を活用して精密治療と個人化リハビリができるようにアシストするウェアラブルロボット技術を開発しています。
現在までは商用化より臨床実験に重点を置いて技術を開発してきましたが、今後は本格的に市場に進出して競争することを明らかにしました。

▲Wipsglobal.com <株式会社HEXAR Humancareが登録したウェアラブルロボット技術関連特許>

身体機能強化用のウェアラブルロボット技術

医療機器分野以外でも、日常生活の中で使用できるウェアラブルロボット技術開発も活発に行われています。
代表的には、サムスン、大宇(デウ)建設など複数の大手企業でウェアラブルロボット技術を商用化するための開発に力を入れています。

サムスンは、運動用ウェアラブルロボット市場中心の開発を続けています。
股関節に着用して歩行をアシストするロボットである歩行補助ロボット「GEMS Hip」をCESなどで重点的に披露しており、ウェアラブルロボットを通じて実行できる自体フィットネス用プログラムも開発中だそうです。

▲Wipsglobal.com <サムスン電子株式会社が登録したウェアラブルロボット技術関連特許>

また、大宇(デウ)建設は建設用のウェアラブルロボットの開発を進めています。
事業に活用する作業者用のウェアラブルロボットは「腰補助ロボット」、「歩行補助ロボット」の二つであり、建設の現場で筋力補助と常時着用性のために使用者の利便性を考慮して効果を極大化したのが特徴だそうです。

身体の限界を超えて


紹介した会社たちを除外しても、多くの素晴らしい企業たちがウェアラブルロボット技術市場に飛び込んでいます。
前途有望な分野で、まだ誰も優位を先占できていない市場は珍しいですし、人間の身体的な弱点を補完することで生活の質を高められる魅力的な部門であるためです。
独歩的な特許技術を基にしたロボットが開発されて、一刻でも早く商用化される日が来ることを期待しています。

▲ pixabay.com


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