2020年12月18日金曜日

【IP KOREA】 サムスンの指輪型自家発展無線充電器の特許出願

無線充電技術の登場


ワイヤレス充電技術の開発は、約100年前にリコーラ・テスラより始まりました。
送電塔の無線網を活か人に電気を供給するという目標から始まったこのプロジェクトは失敗し、たとえ成功されたとしてもエネルギーの損失などの問題があり、多くの人から注目を受けられませんでした。その間、忘れられた無線充電技術は、最近スマートフォンの商用化に伴い本格的に発達されました。スマートフォンユーザーから有線充電より無線充電のニーズが多くなってきたからです。



▲ pixabay.com



無線充電方式に何がありますか?


無線で電気を充電する方式は、周波数、赤外線、超音波、磁場に分けられます。

周波数方式は伝送距離も長く充電対象の追跡も可能であるため、正確に電気を伝達することができますが、長期間周波数にさらされると、使用者の健康に悪いという短所があります。
赤外線方式は大量の電気を伝達できますが、障害物を透過することはできず、充電対象機器に赤外線を誘導すること自体が難しいです。超音波方式は人の肌に触れると、反射するので健康には無害ですが、効率が低く電気の無駄遣いが多いです。磁場方式は電気伝送効率は高いですが、伝送距離が短いため活用性に問題があります。



▲ pixabay.com



無線充電方法に対するサムスンの新しい特許


最近サムスンが出願した特許 '携帯用ウェアラブル無線充電装置およびそれを利用し、電気エネルギーを生成する方法' が公開されました。
特許によると、磁石が内蔵された指輪型の充電器が人の体温を通じて電気を発生させるそうです。発生された電気は磁場方式を通じて機器に伝達されます。この充電器は、磁場充電方式の短所であった伝送距離を指に装着することで解決したものです。特許図面の指輪形だけではなく、人の身体と密接に接続できるアクセサリーの形でも応用が可能なものだと思われます。



▲ www.wintelips.com WINTELIPS 特許検索 <サムスンの無線充電装置特許>



サムスンの新しい無線充電技術のための努力


サムスンはCES2014で無線充電器を初めて公開した以来、関連技術に関する特許を出願してきました。
マーケット調査会社が発表した報告書によると、最近10年間、サムスンが出願した無線充電技術関連特許は583件であり、グローバル特許出願順位で1位を占めたそうです。
スマートフォンだけではなく、無線充電技術にも力を入れているサムスンがどのような製品で私たちを驚かせるのか楽しみですね。



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