業界で初めてUTG関連商標を出願したサムスン
最近サムスンは「サムスン(SAMSUNG) UTG」という名前で世界38カ国に商標を出願しました。
UTGはフォルダブル用保護フィルムに使われる超薄型強化硝子(Ultra Thin Glass)です。
サムスンUTGの商標には「Though, yet Tender」という文句が含まれていますが、
硝子素材で作られて、頑固で折られる柔軟性まで持っているUTGの特徴をよく表しています。
▲ www.intomark.com INTOMARK商標検索 「SAMSUNG UTG」 |
折半の成功をあげたギャラクシーフォルド
サムスンが2019年2月に初めて公開したフォルダブルスマートフォン「ギャラクシーフォルド」は誰も見せていなかった技術で世間の注目を浴びました。
しかし4月、ディスプレイ保護フィルムが簡単に除去されてヒンジにほこりが入るなど耐久度に関する問題点が発生してリリースが暫定延期されました。
このような問題点を補完して9月に再リリースした結果、供給量が需要を追いつかないくらい大きい興行を収めたものの、ディスプレイ損傷に対する根本的な問題は完璧に解決できなかった状態でした。
▲ www.galaxymobile.jp 「サムスン電子ホームページ」 |
ギャラクシーフォルドの問題解決のための新しい保護フィルム、UTG
ギャラクシーフォルドに使われた保護フィルムはプラスチック素材のCPI(Colorless Polyimide)でした。
プラスチックで加工が容易く、弾性がよくて数十万回折っても跡が残らないという長所がありますが、熱に弱くてかすれやすいという短所も持っています。
専門家たちはギャラクシーフォルドで発生したディスプレイ損傷問題を解決するためにはCPIの交替が不可避であろうと予想しました。
サムスンはこの問題を解決するために硝子素材のUTGを開発しました。
UTGはCPIとは違ってかすれ難く、タッチ感度がいいだけではなく、プラスチック素材では難しい高級さを表現できます。
▲ www.galaxymobile.jp 「サムスン電子ホームページ」 |
UTGの本格量産に入ったサムスン
今年の2月、サムスン電子は初めてUTGを適用したフォルダブルフォン「ギャラクシーZフリップ」を公開しました。
サムスンディスプレイはギャラクシーフォルドのような前轍を踏まないようにフランスの技術認証会社であるビューローベリタスからUTGの耐久性に対する検証を受けて、20万回を折って開くフォールディングテストも通過したことを明らかにして、今後リリースする様々なフォルダブルデバイスにもUTGを適用する計画であることを明らかにしました。
一刻ではUTGが完璧な耐久性を持っていると断言することは難しいと懸念の声もあります。
最高の技術力を見せてきたサムスンがこういう懸念を払拭させてどれくらい高い完成度を見せてくれるか今後の動きが楽しみです。
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