【IP KOREA】中国のテレビメーカーを相手に訴訟を提起したLG電子

中国のテレビメーカーを相手に訴訟を提起したLG電子

LG電子が中国のテレビメーカーのハイセンスを相手に特許侵害訴訟を提起しました。
ハイセンスはグローバルテレビ市場で今年の上半期の販売量基準、4位になったメジャーテレビメーカーで最近アメリカ市場でも事業を開始するなどその領域を拡張している企業です。
LG電子はハイセンスの中国法人のみならずアメリカ法人まで含めて攻撃的に訴訟を提起して注目を浴びています。

▲ pixabay.com

問題になった特許侵害

LG電子によると、ハイセンスが自社の特許4件を侵害したとのことです。
また、既に侵害に対する警告状を送っていてこれに対する協商および解決を要請したものの、ハイセンスが不誠実な態度を維持して、結局、問題を解決するために訴訟を提起したというのがLG電子の主張です。

中国企業牽制のための選択

LG電子が中国のテレビメーカーを相手に訴訟を提起したのは2007年以後、12年ぶりだそうです。
業界の関係者たちは今回のLG電子の訴訟を中国のテレビメーカーの成長を牽制して市場の秩序を正すための選択だとの意見を出しています。
2007年に訴訟を提起した中国のTCLが現在北米市場でLG電子を追い抜いて販売量2位になったこともあり、中国企業に対する牽制が必要であると考えたようです。

▲ flickr.com ⓒ LG電子ブース

攻撃的な経営を広げるLG電子

最近LG電子は、既存の方針とは異なって攻撃的な経営方式を広げています。
9月には同一で3つの会社を相手に訴訟を提起していて、先日はマーケティングに関連してサムスン電子と攻防戦をくり広げていました。
LG電子の特許センター長の全生圭（ジョン・ センギュー）副社長は、知識財産権の積極的保護のために今後も強力に対応することを明らかにしたそうです。

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