インテル・ミラノ、ベッカムを相手に訴訟提起
イタリアのサッカークラブである「インテル・ミラノ(Inter Milan)」がイギリスのサッカースター「デヴィッド・ベッカム」を相手に訴訟を提起しました。
ベッカムが創設する新しいサッカー球団の名称が球団の商標権を侵害するという理由ですが、イタリアのセリエAの名門球団と有名サッカースターの訴訟であるため、世界的にイシューになっているみたいです。
▲ inter.it |
インテル・ミラノとデヴィッド・ベッカム
インテル・ミラノは、イタリアのサッカークラブ「ACミラン」から独立したサッカー球団で、正式名称は「インテルナツィオナーレ・ミラノサッカークラブ(Internazionale Milano Football Club)」です。
国内選手だけではなく外国選手も受け入れるということで「国際的な」の意味を持つ「インテル」という名称がついたそうです。
一方デヴィッド・ベッカムは、現役から引退した後、2014年からアメリカのマイアミでサッカー球団の創設を準備して、「インテル・マイアミ」という名前で去年の1月に球団許可をもらって2020年からアメリカのサッカーリグに参加する予定です。
▲ intermiamicf.com |
「インテル」はインテル・ミラノの独占名称?
問題は、「インテル・マイアミ」という名前の「インテル」部分がインテル・ミラノと重なるという点です。
インテル・ミラノ側はサッカー球団の中ではインテル・ミラノだけが「インテル」名称を使えると主張しました。
また、商標権で球団の名称を登録しているのでインテル・マイアミが「インテル」を使用する場合、インテル・ミラノの商標権の侵害であって、商標審査団に「インテル・マイアミ」という名称を使えないように要請したそうです。
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▲ intomark.com INTOMARK商標検索<インテル・ミラノの商標権> |
インテル・ミラノとインテル・マイアミ
「インテル」という名称は単純に「国際的な」という意味を持つInternational(イタリア語:Internazionale)の前の部分なので商標として識別力を持たないとも思われますが、インテル・ミラノという球団名称が商標権として既に登録されている以上、簡単には判断しづらい部分がありそうです。
「インテル」をめぐる二つの有名サッカー団の訴訟結果がどうなるか、今後の動きを見守る必要がありそうです。
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