Googleの新しいゲームプラットフォーム、スタディア
3月20日、アメリカのサンフランシスコで開かれたゲーム開発者コンファレンス2019(GDC 2019)でGoogleが新しいゲームプラットフォームを発表しました。
スタディア(STADIA)と名づけられたこのプラットフォームはゲームを駆動するための別のハードウェアとインストールが要らず、ストリーミング方式でリアルタイムプレイができるプラットフォームです。
ゲームを楽しむためにはPCか別のコンソール機器が必要!という既存の観念を脱皮したことで発表と同時にビッグイシューになっています。
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▲ TecnCrunch.com |
予見されていたGoogleのゲームプラットフォーム進出
Googleが出願した特許文献をみてみるとこんなストリーミング方式のゲームプラットフォーム(クラウドゲーム)を利用したゲーム市場進出を予測できます。
既に別のハードウェア無しでスマートフォンや既存PCなどを利用してGoogleのクラウドサービスに接続さえすればストリーミングゲームを楽しめるという内容が特許文献に書かれています。
そしてこのようなゲームを楽しむためのGoogle専用コントローラーに関する特許も出願されています。
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▲ Wipsglobal.com 特許検索サービスWIPS Global<Googleのゲームプラットフォーム関連特許> |
Googleのストリーミング方式は最新のゲームを駆動するために高いスペックのハードウェアが必要だった既存と違って低いスペックの機器でも最新のゲームをどこでも簡単に楽しめるというのが特長です。
なので、ゲームのために高いPCやコンソールなどハードウェアを買わなければいけなかった消費者たちが経済的な負担を減らせて、それに従って高価のゲーミングPCやコンソール機器市場に対する需要にも大きな影響を与える可能性があります。
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▲ Wipsglobal.com 特許検索サービスWIPS Global<Googleのゲームコントローラー関連特許> |
ストリーミング方式ゲームの短所は?
もちろんGoogleのストリーミング方式に長所だけがある訳ではないです。
こんな方式はハードウェア無しでオンライン接続だけでゲームに必要なデータを送/受信しなければいけないので、ネットワーク品質に大きく影響されるそうです。
ネットワーク品質が低ければ遅延時間が発生して操作反応がとても遅くなってしまってちゃんとゲームを楽しむことができません。
実際に試演映像を見た人たちの中では遅延時間のせいで入力に対する反応が遅くてゲームを楽しむためにはまだ十分ではないとの意見が多いです。
なのでストリーミング方式は遅延時間を最小化することが核心であって、5Gネットワークとの連携など色んな研究が進められているようです。
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▲ pixabay.com |
進化し続けるゲーム市場
昔、子供たちだけが楽しむ娯楽と思われていたゲーム市場はもう老若男女を問わず多くの人たちが楽しむ巨大なエンターテインメント市場として変貌しました。
市場が大きくなって人々の水準も高くなって、ゲーム市場もどんどん進化し続けています。
今回のGoogleのゲームプラットフォームは既存の方式を脱皮して進化し続けているゲーム市場の様子をよく見せていると思います。
Googleの新しいこの挑戦がゲーム市場に大きな変化をもたらすことになるのか、今後が楽しみです。
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