クロスマトリックス(Cross Matrix)1を利用した特許間の相関関係把握
特許検索は主に公開された特許の詳細な内容を把握したり先行技術を探すために行い、検索結果で得られた特許情報を利用して特定企業や技術の流れ、R&D現況など様々な情報を把握しようとする時にも行うことがあります。
検索して得た特許リストを通じて前述した色んな情報を把握するためには多くの特許間の項目別相関関係を把握する必要があります。
そのためにWIPS Globalでは、クロスマトリックス(Cross Matrix)という機能を提供しています。
今回はクロスマトリックスを利用して「特定キーワードに対する出願人別出願動向」などの相関関係を把握する方法をご紹介したいと思います。
▲ クロスマトリックス(Cross Matrix)実行
特定キーワードに対する出願人別出願動向把握
「hybrid vehicle」関連特許の出願人別の出願動向を日付別に把握してみたいと思います。
先ず、「Hybrid and vehicle」キーワードで検索した検索結果をもってスマートアングル(Smart Angle)のクロスマトリックスを実行します。
下の画像のようにX軸とY軸にそれぞれ出願日(年度別)と出願人を設定すると各年度別の出願人分布を確認できます。
また、チャート化を通じて相対的な差異も簡単に確認できます。
「hybrid vehicle」キーワードの場合、トヨタ自動車が最も多く出願していて、その中でも2013年から2016年までの間に多くの出願を行ったことを確認できます。
このようにキーワードによる出願人の分布を通じてどの企業、またはどの国が関連技術に関心を持っているか容易く把握することができます。
▲ 出願人別の出願動向把握
分野別の出願または登録経験が多い代理人探し
クロスマトリックスを利用して各出願分野別に多くの出願または登録をした代理人を探すことも可能です。
検索結果を基にクロスマトリックスを利用して、X軸には分類コード、Y軸には代理人を設定すると分類コード別の代理人の出願や登録分布を確認することができます。
多くの出願または登録をしたということは、それだけ該当分野の特許経験が多いということを意味するので、関連分野の出願を依頼する時にもう少し高い登録率を期待できると思います。
▲ 分類コード別の代理人出願現況把握
各企業の出願数把握を通じて出願フローを把握
クロスマトリックスを通じて、各企業の最近の出願を分析してどの分野に集中しているか把握することも可能です。
分析したい企業名や代表出願人コードを利用して検索した後、クロスマトリックスでX軸とY軸にそれぞれ出願日と分類コードで設定します。
そうして出願日と分類コード別の出願の分布を確認することができて、その企業がどの分野に集中しているかを把握できます。
▲ 企業の出願現況把握
このようにクロスマトリックスは、特許間の相関関係をもう少し便利に把握できる機能で、特許の流れや現況分析をもっと簡単にできるようにサポートします。
多角的な分析が必要な場合には、クロスマトリックスをぜひご活用ください!
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