牛乳パック特許侵害問題
ソウル牛乳(SeoulMilk)が使用している牛乳パック容器に対して、個人発明家が特許侵害であると主張して権利範囲確認審判を提起しました。
個人発明家であるチェ氏は、自身が2015年に開けやすい牛乳パック容器に対して特許として登録されており、ソウル牛乳が契約せず自身の特許技術を無断で使用したと主張しました。
開けやすい牛乳パック?
一般的に思う牛乳パックの模様は、六面体の形で上部分が屋根の模様になっている形です。
牛乳パックを開けるためには、端っこ部分を後ろに曲げて破るように引っ張る必要がありますが、なかなか開かない場合があります。
なので、小学校に入学したばかりの子供たちに牛乳パックの開け方を教えたり、既存の牛乳バックの模様にプラスチックの蓋をつけた製品も販売されています。
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▲ pixabay.com |
チェ氏の牛乳パック特許
チェ氏が発明した牛乳パックは、既存の牛乳パックの模様と同じですが、既存の製品より開封が容易であるという長所が認められて特許として登録されました。
チェ氏はソウル牛乳の牛乳パックがスムースに開け始めたのが自分の特許が出願された以後であると主張して、特許権を基にソウル牛乳側に牛乳パック1個当たり2ウォンの実施料を支払う実施権設定を要求しているそうです。
▲ wipsglobal.com WIPS Global特許検索<チェ氏の牛乳パック関連特許> |
牛乳パック問題の結果は?
このチェ氏の主張に対して根拠がないと主張してソウル牛乳側は77年からパック製造会社で資材を購入して牛乳パックを生産していると伝えました。
権利範囲の確認審判が提起されたので、ソウル牛乳は特許が出願される前から該当牛乳パックを使用している事実を立証しなければならないのですが、牛乳パックをめくるこの侵害問題がどのような結果になるか気になりますね。
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