2018年5月31日木曜日

アメリカ裁判所、「サムスン電子、Appleに5.3億ドル賠償」評決

アメリカ裁判所、「サムスン電子、Appleに5.3億ドル賠償」評決


アメリカ裁判所の陪審員団がサムスン電子とApple間のスマートフォンデザイン特許侵害と関連してサムスン電子が約5.3億ドルを賠償しなければならないとの評決を下しました。

今回の評決はサムスン電子が賠償額が過渡であると最高裁判所に上告した事件の差し戻し審だったのですが、裁判所の陪審員団の評決によって、サムスンは約5.3億ドル、日本円で570億円を賠償しなければならない危機に陥りました。


▲ pixabay.com

既存賠償額より多少高くなった金額


Appleとの初訴訟でサムスン電子は賠償額で2,800万ドルを主張しました。

そして紛争が続いていた2015年、地方裁判所でサムスン電子に賦課された賠償金や約4億ドルでした。
これにサムスン電子は、賠償額が過渡であることを理由に最高裁判所に上告して、裁判部が上告理由を受け入れて事件を地方裁判所に差し戻しました。
しかし差し戻しを受けた地方裁判所が既存の賠償額よりも高い5.3億ドルで評決を下して、多くの外信はAppleの勝利であるとの意見を伝えました。


▲ pixabay.com

Appleとサムスン電子の相反する立場


今回の評決に対してサムスン電子は、むしろ高くなった賠償額は最高裁判所の判決に反するものであると、公正な結果を得るために全ての線選択肢を考慮すると伝えました。

反面、Appleは声明を通じてデザインの価値を心から信じていると伝えて、今回の評決に非常に喜ぶ立場を見せました。


▲ pixabay.com

終わりが見え始めているサムスン電子とAppleのデザイン特許紛争


2011年に始まったAppleとサムスン電子の紛争がいつの間にか7年も経ちました。

巨大グローバル企業同士での特許紛争でその規模と天文学的な賠償額などで最初から全世界の注目が集中しましたが、長い間持続された紛争がもう賠償額の算定を前にその終わりが見え始めているようです。
どちらの勝利で終わりを迎えても、IT企業の紛争歴史に一ページを飾りそうです。




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