コンソールゲームにVR技術が融合されながら、周辺機器の種類が多様化してきています。SONYの代表的なコンソールゲーム「プレイステーション(PlayStation)」も、周辺機器のアップグレードを続けてきました。これからはVRゲームも楽しめるよう、ヘッドセット、カメラ及び様々なコントローラーに対応しています。それでは、最近SONYがプレイステーションのコントローラーに関して出願した技術を3つを見ていきましょう。
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1. バナナでゲーム可能?
VR用の周辺機器が多様化するにつれ、むしろゲームの複雑度が高まり、機器購入によるコスト増加、バッテリー充電など管理の煩わしさが大きくなるしかなかったですね。このような負担を減らすことができる技術を出願しました。今年2月に公開された米国特許で、別途のコントローラーを購入せず、家にある物をコントローラーとして活用できる方法です。
カメラで物の形、色などを把握し、その物に仮想ボタン(入力位置)を指定できるようにする方法です。輝かずに硬く、形が維持される物であるば何でも使えるという発想ですね。バナナやオレンジをコントローラーとして活用できるということです。
▲ wipsglobal.com <US 2021-0031110 A1> |
2. リアルに感じられるモーションコントローラー
この特許は、振動機能搭載のモーションコントローラーの特許です。触覚フィードバック(Haptic Feedback)を提供し、よりリアル感があります。振動を発生させるよう考案されていることが図面からも確認できます。
▲ wipsglobal.com <US 2021-0060422 A1> |
3. ヘッドセットでモーションを追跡する
昨年の春、SONYが国際出願した特許は、ヘッドセットとモーションコントローラーに関する技術です。ヘッドセットに装着されたカメラでゲーマーのモーションを追跡する技術です。ヘッドセット前面に取り付けられたカメラが、モーションコントローラーにある発光ユニットを感知し、姿勢や位置などの動きを追跡しているものと思われます。手を挟んで握れるモーションコントローラーが図面に提示されています。さらに、コントローラーは操作ボタンやスティック、タッチセンサーなどを含んでいるようです。
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昨年の年末に発売されたプレイステーション5の基本型コントローラー(デュアルセンス)も、モーションコントロール機能が向上されましたね。また、SONYは既に次世代VRシステムの発売を予告しました。 約1ヶ月前に発表されたSONYの新しいモーションコントローラーデザインも、手を包み込む形かと思われます。
今までSONYのプレイステーションコントローラー関連の出願を見ました。実際の商品として発売されるかはまだわかりませんが、ゲーム好きの方には嬉しい話ではないかと思います。また、仮想現実(VR)技術は、持続的に発展すると思いますので、 ゲーム産業にどのような影響を与えるか楽しみですね。
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