寒さに弱い折りたたみスマートフォン
折りたたみスマートフォンは、発売以来急激に成長し、成長しました。しかし、耐久性の疑問は現在も続いています。特に、折りたたみスマートフォンは寒い天気に弱いことが知られています。HUAWEIは、mateXを発売する際、零下5度以下の場所ではスマートフォンを開かないように注意をしました。サムスンのGalaxyーZ Flipも冬の寒さに耐えることはできませんでした。特に寒かった今年の初め、インターネットには液晶が折れる部分に沿ってひびが入った写真が度々掲載されました。
▲ huawei.com <huawei ホームページ> |
なぜ、折りたたみスマートフォンは零下の温度に弱いのだろうか。
折りたたみスマートフォンが零下に弱い理由は、ディスプレイの間に層をくっつける粘着剤のためです。曲がるディスプレイを作るにはPSA(Pressure Sensitive)という特殊な粘着剤が必要です。しかし、この粘着剤は零下の温度で固まってしまう性質があります。冬の寒い時期に粘着剤が固まると、薄い液晶が耐え切れず壊れてしまったのです。
![]() |
▲ pixabay.com |
Appleの折りたたみスマートフォン特許
3月9日、Appleは'フレキシブルディスプレイを持つ電子装置(US10943529B2)'の特許を取得しました。この特許の特徴としては、ディスプレイが寒さで壊れないように温度調節をする機能があるということです。まず、センサーを通じてディスプレイの温度が一定以下に下がると、ユーザーに警告が送られるそうです。また、寒さに壊れないように自分で熱を発生させることができるそうです。特許では、ディスプレイをオンにして自家発熱をさせるか、発熱装置を入れて熱を発生させるという2種類の方法を提示しました。
▲ www.wipsglobal.com WIPS Global 特許検索 <フレキシブルディスプレイを持つ電子装置> |
Appleの特許は正解なのか?
未だに折りたたみスマートフォンが寒さに耐える方法について具体的に明らかになったことはありませんが、Appleの今回の特許は、ある意味寒さに耐えるための最も単純な方法でもあります。
▲ apple.com <apple ホームページ> |
寒さに関連してたくさんの折りたたみスマートフォンメーカーも悩みが多いと思いますが、果たして他ライバル社はどのような解決策を持ってくるか気になりますね。
0 件のコメント:
コメントを投稿