Easy Viewerのスライドビュー機能
特許文献を検索した後、文献内容を検討する時にとても有用に使える情報が図面です。図面には特許技術の核心内容が多数含まれているためです。
WIPS GlobalのEasy Viewerに「図面のスライドビュー」機能があることをご存知でしたか?
Easy Viewerでは、選択した特許文献の図面をもっと詳細に検討できる「スライドビュー」機能を提供しています。既存の図面表示では図面を大きくして検討することができなかったので少し不便なところがありましたが、「スライドビュー」機能を活用すると図面中心の特許検討がもっと簡単で便利になります。
▼Easy Viewerで、図面検討が可能なDrawingsをクリックします。右上のアイコンで全図面の表示または、代表図面のスライドビューと全図面のスライドビューを選択できます。
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▲ WIPS Global 「Easy Viewerのスライドビュー機能」 |
▼スライドビュー機能のもう一つの便利なところは、図面と同時に図面の説明や請求項、発明の詳細な説明を検討できるという点です。
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▲ WIPS Global 「Easy Viewerのスライドビュー機能」 |
▼Auto Playを利用するとクリックを繰り返すことなく、自動で図面をスライドして検討することができます。スライドタームは1秒から30秒まで設定できます。
また、画面を拡大したり縮小できて、左右に90度回転させる既存の機能も維持されます。
ショットカットキーも使えるので、早くて便利な文献検討が可能です。
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▲ WIPS Global 「Easy Viewerのスライドビュー機能」 |
▼「図面表示(View Drawings)」をクリックすると、個別図面全体を全て表示できます。
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▲ WIPS Global 「Easy Viewerのスライドビュー機能」 |
WIPS Globalのもう一つの隠れた機能、IDS Check
「IDS Check」は、無効資料調査の時に必ずやらなければならない最後の過程です。
IDSとは、「Information Disclosure Statement」の略語で、アメリカだけが実施している「情報開示の義務」制度です。
この制度は出願人が知っている出願特許に関する技術を特許庁に情報として提出する制度です。出願人からすると本人に不利な先行技術資料を義務として提出することになるので疑問を抱くかも知れませんが、逆に言うとこんな先行技術資料があるにも関わらず特許として登録できる技術を持っているという意味になります。なので、審査官が審査時に言及した先行技術資料はもちろん、海外出願で言及された資料も全て提出する必要がございます。
もし関連資料があるということを知っていたにも関わらず提出していない場合、後で特許権利を行使できなくなる可能性があります。知っている全ての資料を提出して特許権の権利行使時に被害を受けることがないようにするためにもIDSを確認する過程はとても重要と言えます。
それではWIPS GlobalのIDS Check機能を見てみましょう。
▼Invalidation Advisorで番号を検索した後、検索結果リスとの左側にある「IDS Check」ボタンをクリックします。
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▲ WIPS Global 「Invalidation AdvisorのIDS Check」 |
▼そうすると、このように文献リストが表示されます。
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▲ WIPS Global 「Invalidation AdvisorのIDS Check」 |
▼文献リストの右側(①番)が検索した特許のファミリー特許で、左側(②番)の文献がこれらのファミリー特許が持っている引用などの先行資料に該当する文献です。
つまり、左側の参考文献が検索した特許とファミリー文献に必ず情報として提供されている必要があるという意味で、これらの文献が明示されているか確認する必要があるということを意味します。もし情報として提供されていない場合、検索した特許は情報提供義務の違反で無効になる可能性があります。
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▲ WIPS Global 「Invalidation AdvisorのIDS Check」 |
無効調査時に最終段階として必ず確認しなければならないIDS違反有無、
WIPS Globalを活用して簡単に確認してみてください!
Japan Tel: +82-2-726-1113, 1107 | Fax: +82-2-777-7334 | wips-jp@wips.co.kr
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