全世界で拡散中の新型コロナウイルス
3月12日、世界保健機関(以下、WHO)は感染病危険水準の最高レベルあるパンデミックを宣言しました。
2019年12月に中国で初めて発生して全世界に拡散した新型コロナは、今現在を基準に約130万人以上が感染していて約8万人以上が命を失いました。
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▲ flickr.com ⓒ Alachua county |
代替治療剤として使われているワクチン
治療ワクチンが開発されても臨床試験から商用化までおおよそ1年以上の時間がかかるため、現在のような緊急状況では他の病気治療剤を適用する方法がもっと効果がある可能性があります。
現在は新型コロナに対する確実なワクチンが開発されていないため、HIV感染症、エボラウイルス、マラリア治療剤などが代替薬物として使われています。
まだ完璧な治療剤として立証されている訳ではないですが、既に販売されている製品なので、安全性には問題が無く、幸いに新型コロナの患者たちにある程度の効果があることが明らかになって代替治療剤として使われています。
新型コロナ退治のために損害を甘受した企業たち
アメリカでは前述した薬品たちを対象に新型コロナ治療効果に対する臨床試験を進めていて、韓国ももうすぐ臨床試験に着手すると知られています。
その他にもHIV感染症治療剤の「カレトラ」の特許を保有しているアメリカのグローバル製薬会社AbbVie(アッヴィ)は特許権をあきらめて他の企業でもジェネリック(複製薬)を生産できるようにしました。
カレトラは一部の特許権が維持されていて2026年満了予定だったので、有効期間中には複製薬の生産が不可能でした。
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▲ www.wipsglobal.com WIPS Global特許検索「カレトラ医薬品情報」 |
また、NOVARTIS(ノバルティス)はマラリア治療剤「ヒドロキシクロロキン」1億3万錠を全世界に無償で供給することを発表していて、ギリアドサイエンスもアメリカ食品医薬局(以下、FDA)が指定した希少医薬品の一つである「レムデシビル」の独占権を撤回して欲しいと要請しました。
アメリカの希少医薬品制度は、希少疾患医薬品の開発および流通を励ますために設けられた制度で、開発会社にマーケティング独占権を与えて開発費用に対する税金を控除してあげる制度です。
ギリアド側は、エボラウイルス治療剤のレムデシビルが使われる状況を商業的機会にしないで、全世界の患者たちがこの薬を容易に使えるように努力すると発表しました。
▲ www.wipsglobal.com WIPS Global特許検索「ヒドロキシクロロキン化学情報」 |
退治のための努力が結果に繋がりますように…
このように多国籍製薬会社たちも損害を甘受して新型コロナの退治に力を注いでいます。
WHOも企業たちと協力して世界各所の新型コロナ患者たちに該当医薬品が適切に供給されるように努力する方針だそうです。
このようなみんなの努力が新型コロナの退治をもっと早める機会になって欲しいです。
マスクをつけずに街中を歩く日が早く来ることを、心よりお祈りします。
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