サムスン電子-華為技術(ファーウェイ)、和解交渉着手
特許紛争を引き起こしているサムスン電子とファーウェイがアメリカ裁判所で和解するそうです。
サムスン電子とファーウェイは、約3年間通信技術関連特許に関して特許紛争を続けてきましたが、お互い特許を共有する方向に旋回して争い続けてきた二つの企業間の訴訟も合意で纏まると思われます。
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▲ pixabay.com |
ファーウェイのLTE特許をおいて起こった特許紛争
紛争は、ファーウェイがサムスン電子を対象に自社のLTE標準特許を侵害したと主張して中国とアメリカに訴訟を提起したことから始まりました。
ファーウェイは保有している特許を元に損害賠償を請求すると共にサムスン電子の約20個のスマートフォンブランドに対して販売中止を要請しました。
当時ファーウェイの訴訟提起に対して、勝利よりは一種のノイズマーケティングでサムスンを利用しようとする意図ではないのかという一部の意見もありましたが、それとは違って中国の裁判所がファーウェイの手を上げて二つの企業間の紛争は熾烈な展開になりました。
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▲ flickr.com ⓒ Kārlis Dambrāns |
熾烈な攻防戦
中国の裁判所と違ってアメリカでの裁判はサムスン電子に有利な方向に進められました。
サムスン電子はファーウェイが標準特許に対するFRAND原則1を違反したと主張しました。
アメリカ裁判所はファーウェイに対してサムスン電子の中国内スマートフォン製造及び販売を止めてはいけないとの決定を下し、これに不服したファーウェイの控訴に対しても同一の判決を下しました。
中国ではファーウェイが、アメリカではサムスン電子が優勢を見せて二つの企業共に控訴することで紛争は続き、今年の9月にアメリカでの訴訟が本格化される予定でした。
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和解交渉に従う紛争の片付け
2月26日、二つの企業が紛争関連の中止命令と控訴手続きを中断するとの書類を共同で提出したと知られました。
サムスン電子とファーウェイが和解を通じてクロスライセンス(特許共有)契約を結ぶことを約束して訴訟は終了すると予想されて、これに従い9月に本格化される予定だったアメリカ内の訴訟も進行されない可能性が高くなりました。
和解交渉に対する具体的な内容は明らかになっていませんが、最近IT分野で新しくライバル構図を形成している二つの企業である分、今後どんな動きを見せるか注目されます。
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1. 特許権者は、公正で合理的で非差別的(fair, reasonable, and non-discriminatory)に協議すべきであるという原則、NAVER知識百科
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