Apple(アップル)とQualcomm(クアルコム)の特許紛争に対するITCの判定
米国の貿易委員会(ITC、International Trade Commission)がアップルとクアルコムの特許技術関連紛争でアップルの手を上げました。
現在クアルコムとアップルは特許ロイヤルティ関連で、反独占法違反問題、特許技術及び流出問題など色んな問題で対立していますが、今回のITCの判定は去年の7月にクアルコムが、自社のバッテリー関連特許技術の侵害したとアップルの一部の製品に対して米国内搬入禁止を申し込んだ事案でした。
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▲ pixabay.com |
有利な立場になったアップル
今回の紛争においてアップルは、ITCの判定のお陰で有利な立場になりました。
クアルコムからのアップルの一部製品の搬入禁止申請に対してITCは、「アップルがクアルコムの特許一つを侵害した事実が認められるが、大衆の利益を考慮し一部のiPhoneの米国内搬入禁止申請は受け入れられない」と判示しました。
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▲ flickr.com ⓒ Vincentt! |
相反するアップルとクアルコムの立場
アップルは今回の判定に対して、クアルコムの過渡なロイヤルティ要求が暴かれて歓迎すると伝えました。
一方、クアルコムも貿易委員会で特許侵害事実が発見されたという事実に満足するとの意見を明らかにしましたが、特許を侵害した技術が適用された製品の搬入が許容されるのはつじつまが合わない判断だと批判しました。
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▲ flickr.com ⓒ opensource.com |
「サムスンとアップル」紛争に次ぐ「クアルコムとアップル」の特許紛争
ここ何年間はサムスン電子とアップル間のデザイン特許紛争で騒ぎになっていました。
世界の一二を争う企業間の紛争であったため、賠償金と訴訟に費やされた費用も天文学的な額で多くの人々の注目を浴びていましたが、その巨大な紛争の熱気が冷める間もなく、アップルは再びクアルコムという巨大な恐竜企業と戦わなければならない立場になりました。
今回のクアルコムとアップルの紛争はどのような結末を迎えるか見守る必要がありそうですね。
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