ソウル半導体、アメリカ照明企業を相手に勝訴
LEDを生産する韓国の電子企業であるソウル半導体が、アメリカの照明会社である「アーキペラゴライティング(Archipelago Lighting)」を相手に提起した特許侵害訴訟で勝訴しました。
今回の勝訴は、去年アーキペラゴライティングが自社の特許技術の2件を侵害したとソウル半導体が提起した訴訟でした。
ソウル半導体は先月にアメリカのピルコアエレクトロニックを相手にした訴訟でも勝訴していて、今回の勝訴で2連続の勝訴となりました。
▲ seoulsemicon.com |
侵害が認められたソウル半導体の特許技術 ‐ アクリッチ
ソウル半導体の特許技術のアクリッチ技術は、ソウル半導体が1990年代半ばから約10年間開発して2005年から生産した技術です。
回路内部の電力損失を減らして照明の大きさと原価を節減できる技術だそうですが、最近、高い光出力を要する分野のニーズが増加している技術です。
今回の訴訟結果によってアーキペラゴライティングは、このアクリッチ技術を使用する対価としてソウル半導体へロイヤルティを支払うことが決定しました。
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▲ flickr.com ⓒYuri Samoilov |
連勝しているソウル半導体
最近ソウル半導体は、海外企業を相手にした侵害訴訟で連続勝訴して特許強者の面貌を見せています。
去年の日本のエンプラスとの訴訟から今回のアーキペラゴライティングまで合計5社を相手に引き続き勝訴していますが、先日の技術流出事件があったソウル半導体にとってはこの連勝が雰囲気を変えるきっかけになりそうです。
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▲ pixabay.com |
韓国企業の全面対応が必要
最近、中国などの海外企業による韓国企業の特許訴訟が続いています。
それによって技術開発に投資すべき資本と人員が訴訟に投入されてその分技術競争力低下が起こる恐れもあります。
今回のソウル半導体の勝訴のように全面的な対応を通じて韓国企業も海外企業との訴訟で勝利したというニュースが多くなるといいですね。
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