IBM、グルーポンを相手にした特許訴訟で勝訴
アメリカのデラウェア州連邦地方裁判所でのIBMとソーシャルコマース会社グルーポンの特許侵害訴訟で、陪審がIBMの手を上げました。
陪審の評決がそのまま確定する場合、グルーポンはIBMに約8,300万ドルを賠償しなければならない危機に置かれたのですが、アメリカの代表的IT企業とソーシャルコマース企業の訴訟戦である分、訴訟の結果に多くの人々が注目しています。
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▲ pixabay.com |
2016年に始まった特許訴訟
2016年、IBMはグルーポンを相手に特許4件を侵害したと主張して訴訟を提起しました。
当時IBMは、グルーポンがインターネットサービス関連特許技術を無断で使用して被害を受けたと主張し、1億6,700万ドルの損害を賠償することを要求しました。
グルーポンはIBMの訴訟に対して「旧世代企業が特許権に依存して先端企業を奪取している」と反発し、これと共にIBMを相手に巨額の反訴を提起して二つの企業の特許戦争が始まりました。
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▲ wipsglobal.com オンライン特許検索サービスWIPS Global <IBM訴訟関連特許> |
評決に対する両社の反応
現地によると、グルーポンが故意に特許を侵害した事実が認められて懲罰的損害賠償を適用してもっと高額の賠償金を賦課できるとのことです。
今回の陪審の評決に対してIBMは「特許権の認定は重要である」と伝えて、歓迎しました。
一方グルーポンは、IBMがインターネット基本構成要素技術に対して所有権を過度に広く解釈していると伝えて、控訴を含めた全ての法的対応を考慮していると発表しました。
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▲ flickr.com ⓒEsteban Maringolo |
訴訟で表に出たIBMの知的財産権収益
特許訴訟と共に色んな企業からの注目を浴びたもう一つの理由は、IBMの知的財産権の収益公開でした。
これまでIBMは多くの特許を保有していてそれらによる収益は公開していませんでしたが、裁判過程で表に出たIBMの知財権ライセンシング収益は約11億9千万ドルだそうです。
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