完全一致演算子(" ”)の活用方法
WIPS Globalでは検索の効率を高めるための様々な演算子を使えるようになっています。
ANDやORのような論理演算子、ADJ、NEARのような隣接演算子など色んな演算子を利用して探したい文献をより簡単に検索できます。
しかし、場合によって複数の単語が組み合わせられた文章や句文が含まれた文献を検索するために多くの演算子を利用する必要があって検索式が複雑になってしまう問題がございました。
今回の特許検索Tipではこういった場合の問題を解除できる「完全一致演算子」の活用方法を紹介したいと思います!
完全一致検索演算子「” "」は、分かち書き(スペース)を含めてクォーテーションマーク内の単語が正確に含まれた文献を検索できる演算子です。
「句文検索」とも呼ばれるこの演算子を利用した検索方法はGoogleなどのようなポータルサイトでも使われておりますが、
正確なキーワード検索のためによく使われる方法で、簡単で正確な特許文献検索のためにWIPS Globalにも追加されています。
▲ ポータルサイトの「” ”」を利用した検索 |
もちろん完全一致検索演算子を使わずにADJ、AND、NEARなどの演算子を各単語の間に入れて検索するとほぼ同じ検索結果が得られますが、各単語の間に一々演算子を入れる必要があるので、キーワードが長くなって検索式が複雑になる部分がございます。
▲ 空白ごとに入れなければならない演算子 |
しかし完全一致演算子を利用すると簡単にキーワードが一致する特許文献を検索できます。
クォーテーションマークを利用して、例えば「Organic Light Emitting Diode」を検索する場合、スペースを含めて正確に「Organic Light Emitting Diode」が含まれた文献を検索します。
▲ 完全一致演算子「” ”」を利用した検索結果 |
完全一致演算子の注意事項及び一緒に使える切断記号「*」、「?」
完全一致演算子を利用するとキーワードが正確に含まれた文献を簡単に検索できますが、注意すべき事項がいくつかございます。
先ず、スペースまで正確に一致する文献を検索するという点です。
例えば、「Organic Light Emitting Diode」と検索する場合、スペースまで正確に一致する「Organic Light Emitting Diode」キーワードはヒットしますが、スペースが異なる「OrganicLightEmittingDiode」や「Organic Light EmittingDiode」などのキーワードはヒットしません。
なので、このような組み合わせキーワード検索時には注意が必要です。
▲ 完全一致演算子を使った検索キーワード(キーワードの間に空白) |
尚、クォーテーション内の最後のキーワードの場合、キーワードの後ろに空白(スペース)がなければ検索対象になりません。
つまり、「printer head」と検索した時に「printer head is」は検索対象になりますが、「printer heads」のようにキーワードの後ろに空白がないものは検索対象になりません。
▲ 完全一致演算子を使った検索キーワード(最後のキーワードの後ろの空白) |
このような検索漏れを防止するためには、完全一致演算子と共に切断記号を使用することができます。
上記の例示のように「printer head」と検索する場合、後方の切断記号「*」と結合して「printer head」や「printer heads」のように「head」の後ろに他のキーワードがあっても検索対象になるので漏れを防ぐことができます。
▲ 完全一致演算子を使った検索キーワード |
切断記号と一緒に使う場合、空白による検索漏れや後ろのキーワードによる検索漏れを防止できますので、ぜひご活用ください。
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