2025年8月22日金曜日

【WIPS Global】特許検索の新しい基準!50地域のFull-Text

グローバル市場で競争力のあるIP戦略は、正確で豊富な特許データから始まります。
日々進化する技術革新の時代に合わせて、皆さまにうれしいお知らせです。
WIPS Globalが既存の16地域に加え、新たに34地域を追加し、合計50地域にわたるFull-Text特許データのカバレッジを確保しました!

特許データのカバレッジ拡充、なぜ重要なのでしょうか?

  • 競争優位の確保:世界中の主要な技術トレンドや競合他社の特許動向を誰よりも早く把握し、市場での競争優位を確固たるものにできます。
  • リスクの最小化:潜在的な特許侵害リスクを事前に特定し、回避戦略を立てることで不必要な紛争を防止できます。
  • イノベーションの加速:広範なグローバル特許データから新たなアイデアを得て、研究開発の方向性を定め、革新的な技術開発を加速させることができます。
  • グローバル市場進出戦略:特定国の特許環境を綿密に分析することで、成功的な海外市場進出戦略を立てるために不可欠なインサイトを得られます。


50地域のFull-Textデータ、何が違うでしょうか?

  • 独歩のカバレッジ:主要な技術先進国はもちろん、急成長する新興国の特許データまで網羅する、世界最高水準のデータカバレッジを誇ります。
  • 正確で信頼できるデータ:各国の一次データに基づいた最新の特許情報を、最も迅速かつ正確に提供します。
  • 強力な検索・分析機能:膨大なデータを効果的に探索・分析できるWIPS Global独自の検索・分析機能と組み合わせ、より強力なインサイトを実現します。


拡張されたカバレッジによって可能になる核心業務とは何でしょうか?

  • 深層的な競合分析と技術動向の把握:主要な競合他社がどの技術分野に重点的に投資しているかを把握し、競合のR&D方向性や市場戦略を予測できます。
  • 強力な特許ポートフォリオの構築と管理:特定の技術分野における技術的な隙間を見つけ、先手を打って特許を出願することで、強固な特許ポートフォリオを構築できます。
  • 新規事業機会の発掘と市場進出戦略の策定:特定の国への市場進出を検討する際、その国の特許制度、主要な技術トレンド、競合他社の特許状況を分析し、成功的な市場参入戦略の策定に活用できます。

50地域のデータでもっと新しく革新的になったWIPS Globalを確認してみましょう!
※以下の画面はテストサーバーの画面になります。WIPS Globalのサービス反映は9月を予定しております。

◎既存の16地域Full-Textデータ:US, EP, PCT, CN, JP, KR, CA, AU, DE, GB, FR, IT, RU, IN, TW, NL

◎新しく追加された34地域のFull-Textデータ

▲ WIPS GlobalのField Search

▲ WIPS Globalの検索結果画面

▲ WIPS GlobalのPDF原文

今回の50地域Full-Textデータカバレッジ拡大は、単なる当社ソリューションの機能向上にとどまらず、特許実務者の皆さまの業務効率を最大化し、最終的には企業の成功に貢献できる強力なツールを提供するという意味を持ちます。
もはや限定的なデータのせいで重要な情報を見逃す心配はありません。
ぜひWIPS Globalと共にグローバル特許情報のパノラマを体験し、皆さまの特許業務に新たな地平を切り拓いてください。


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2025年8月19日火曜日

【IP KOREA】真のAIとの共存を導く、マルチモーダル技術と特許

最近、サムスン電子は音声や視覚情報など多様な形態の情報を統合して認識する「マルチモーダルAI」を中心に、ユーザーの生活習慣などを反映した「パーソナライズされたAIエコシステム」を構築することを宣言し、大きな話題となりました。

単にスマートフォンに限定されたAIではなく、サムスンのAIエコシステムに属するすべての電子機器や周辺機器を通じて、ユーザーの意図や文脈を把握する一種の「カスタマイズAIアシスタント」を実現することが、サムスンの最終的な目標だとも言えます。
今回のポストでは、私たちの日常に近づいてきたAIアシスタントに隠された技術についてご紹介します。

▲ マルチモダールAI機能が搭載されたGalaxy Fold7新製品 
<出処:サムスンニュースルーム、https://bit.ly/3GzLsWc>

「どなたをお呼びですか?」ー音声コマンドデバイスとAIアシスタントの相互作用

技術の進歩によって音声認識をサポートするデバイスが徐々に増えていく中で、「インテリジェントアシスタント」の重要性もますます高まっています。
従来の音声認識は、事前に学習されたコマンドでなければ認識できず、事実上「口でボタンを押す」レベルにとどまっていました。
しかし今日では、人と会話するかのように精巧で高度な認識能力を示すようになってきています。

▲Wipsglobal.com、KR10-2023-7034829、「音声コマンドデバイスにおけるインテリジェントアシスタントとのマルチモーダル相互作用

サムスン電子は最近、「音声コマンドデバイスにおけるインテリジェントアシスタントとのマルチモーダル相互作用」という特許を登録しました。
この特許は、サムスンが製造するスマートフォンやタブレット、スマートウォッチといった「Galaxyエコシステム」に属する機器だけでなく、自社の家電製品や自動車にまで適用可能な技術となっています。

音声認識技術をサポートする複数のデバイスが存在する環境において、ユーザーがどの機器を通じてインテリジェントアシスタントを呼び出したのかを特定し、それに基づいてどの機器でアシスタントがどのように相互作用を行うかを判断する技術だと言えます。

複数の機器が一つの「インテリジェントアシスタント」への統合を目指す時代の流れを考えると、この技術はAIによる正確で賢いコマンド実行を可能にするとともに、副次的にはスマートフォンでAIアシスタントを呼び出した際に周囲のすべての機器が同時に応答する、いわゆる「合唱現象」を防ぐ効果も期待できます。

「マルチモーダルAIはどのように賢くなるのか」ーマルチモーダルデータ学習方法

マルチモーダルAIは、従来型の単純なAI(例:テキストからテキストへの変換を行うAIなど)に比べ、より複雑な情報処理能力が求められます。
これは、2つ以上の異なる領域からの情報を同時に認識し、データ間の関連性を見出し、それに基づいた適切な応答を導き出さなければならないためです。

▲Wipsglobal.com、KR10-2018-0029403、「マルチモダールデータ学習方法及び装置

サムスンが公開した特許によると、マルチモーダルAIのデータ学習方式は、異なる信号をそれぞれのネットワークで処理した後、それらの信号の文脈を把握し、相互関係を分析して、隠れたユーザーの意図を理解するプロセスを訓練するものだそうです。

例えば、クローゼットにドレスとトレーニングウェアが一緒に掛かっていて、「パーティーに着て行く服を選んで」と話しかける状況を想定してみましょう。
AIは「クローゼットの中の服から条件に合うものを探す必要がある」と「パーティーに着て行く服が必要だ」という二つの文脈を把握し、それらの相関関係を分析して「パーティーに着て行くフォーマルな服を望んでいる」という意図を理解します。その上でAIは導き出した意図に基づき、「ドレスが良いでしょう」という結論を出すわけです。


マルチモーダルAIの学習方法は、このように複数の情報間の文脈を理解し、隠された情報を抽出する能力を育成することで、AIがあらゆる状況で活用できるよう、より広範囲の問題解決能力を備えることを目指していると言えるでしょう。

「本当に人のように見つめるマルチモーダルAI?」― 複数オブジェクト視覚探索技術

前述のとおり、マルチモーダルAIの究極的な目標は「意図と文脈を把握し、正確な命令を実行するインテリジェントアシスタント」を実現することにあります。
従来のAIに比べ、目の前の状況をまるで友人と会話するように共有しながら情報を処理できるレベルにまで進化してはいるものの、指示された命令を実行するために必要な視覚情報をどこから探し出すべきかについては、事前学習が必要である点から、まだ発展の余地があるとも言えるでしょう。

▲Wipsglobal.com、KR10-2023-0104283、「多重客体視覚探索作業のためのマルチモダールディープラーニングモデル

しかし、韓国の高麗大学による「多重客体視覚探索作業のためのマルチモダールディープラーニングモデル」は、マルチモーダルAIと結合することで、より精巧なAIの実現を可能にするかもしれません。
この特許は、テキストと画像解析技術を同時に活用し、与えられた画像内の関連オブジェクト情報に基づいて、ユーザーが意図する注視点を予測する方法に関するものです。

例えば「このキッチンの中でオーブンと冷蔵庫を見つけて」と命令したとしましょう。従来の方式では注視経路が指定されていない場合、天井を先に見渡してから他の場所へ移動するなど、非効率的な注視経路を選ぶ可能性がありました。しかし、このモデルを適用すれば、「冷蔵庫」や「オーブン」という語の事前的属性から「床や壁面に配置される」という特徴を抽出し、まず壁や床を確認した上でその周辺に視線を移すといった効率的な注視経路を選択できるのです。

このような技術がGoogleの「Gemini Live」のようなリアルタイム・マルチモーダルAIサービスと組み合わされば、ユーザーから伝達される情報を迅速に処理できるようになり、本当に人と会話するように「見て話す」AIの実現が容易になると思います。

「〇〇について適切な答えを見つけられませんでした」を解決する固有名詞学習法

従来の音声認識AIの欠点として、事前に学習されていない単語であればユーザーの発話を誤認識してしまう問題(例:サムスンのBixbyが「火鍋」を「キャプチャー」と誤って認識した問題など)、あるいは勝手に単語を推測して不正確な回答を導き出してしまう問題がありました。
こうした欠点は、人間と自然にコミュニケーションを取ろうとする人工知能を目指す最近のトレンドにおいて、致命的な弱点となり得ます。

▲Wipsglobal.com、KR10-2011-0079586、「連続語音声認識システムにおける言語モデルの固有名詞追加装置及び方法

ETRIが出願したこの特許は、既存の学習モデルに存在しない固有名詞に遭遇した場合、既存の学習データと比較・照合して適切な文の候補群を抽出し、それによって新たに固有名詞に関する情報を習得する技術です。
この技術がマルチモーダルAIと結びつけば、AIは初めて見る物体や初めて聞く固有名詞に出会った際に、他の情報と組み合わせて新しい固有名詞を学習できるようになります。これによってAIとのやり取りがより自然なものになることが期待されます。

真のAIとの共存を早める技術「マルチモーダル」

今回はマルチモーダルAI技術についてご紹介しました。近年、人工知能の発展がますます高度化するにつれて、AIが私たちの日常に関わる比重も増してきています。
マルチモーダルAIの進化は、私たちの生活をより便利にするだけでなく、AIとの共存を夢見るきっかけとなる点においても、注目すべき技術だと言えるでしょう。


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2025年8月18日月曜日

【IP KOREA】夏を邪魔する虫を捕まえよう!病害虫の根絶と特許

夏は農作物が最も成長する季節ですが、同時に病虫害が最も活発に活動する時期です。
特に韓国や日本のように高温多湿な夏はカビ性の病害と害虫の繁殖を促進させて私たちの日常はもちろん、成熟真っ最中の農作物にも莫大な悪影響を与えます。

▲ 韓国・仁川のある山で大量発生したラブバグの群れ
<出処:NEWSIS、https://n.news.naver.com/mnews/article/003/0013339892?sid=102>

これに対して、各現場では特許技術や設備を活用して病害虫を駆除・防除する動きが活発になっているそうです。
今回の投稿では、病害虫の駆除と特許についてご紹介します。

多波長発光装置

基本的に虫は光を非常に好むため、暗い夜になると街灯や照明の周りに大量に集まる光景をよく目にします。私たちはすでにこうした虫の習性を利用し、光を使った家庭用の駆除器を使用しています。
さらに進化して、業界では多波長の光線を利用した虫の駆除・除去装置が開発されました。
まず、この害虫誘引用トラップを見てみましょう。この装置は、大きく分けて害虫が好む光を発する防犯灯やLED、そして害虫を集める収集部で構成されており、光に引き寄せられた害虫が自動的に捕獲されるよう設計されています。

▲Wipsglobal.com、KR10-2779162、「害虫誘引用多波長発光トラップ」

次の装置は、サイクロンと多波長光線を利用して虫を捕獲する装置です。
発明の構成を見ると、サイクロン内部に虫を吸い込むための吸引ファンと空気吸入口、光を出力する多波長LEDで構成されており、LEDの光に引き寄せられた害虫をサイクロンで素早く吸い込むように設計されているとのことです。

▲Wipsglobal.com、KR10-2823302、「サイクロンと多波長光線を利用して虫を除去するための装置

害虫誘引灯もあります。
本発明では感電や粘着シートを利用し、光に誘われて近づいた虫が粘着シートに付着すると感電して駆除されるように構成されています。さらに、誘引灯の表面には複数の熱線が組み込まれており、熱を利用して虫を静かに効果的に処理し、その死骸も熱処理されることで、害虫の処理作業を衛生的に行えるようになっているそうです。

▲Wipsglobal.com、KR10-2795037、「害虫誘引灯

自動車内害虫駆除装置

蚊をはじめとする害虫は、路上や室内だけでなく自動車の内部にも侵入しやすいです。特に虫は体が小さいため、エンジンルームや車両の微細な隙間から容易に入り込むことができます。
このような場合に活用されるのが、カメラを用いて害虫を検知・駆除する技術です。該当発明は、自動車内に設置されたカメラを利用して車内の動きで害虫を感知し、害虫処理装置を作動させて駆除する仕組みになっています。駆除時にはスプレーや燻蒸器が使用されます。さらに、この害虫処理装置は指定された時間だけ作動して、1時間が経過すると再びカメラ映像を通じて害虫を検知するように設計されています。

▲Wipsglobal.com、KR10-2024-0078448、「自動車用害虫駆除装置およびその方法」

次に紹介するのは、超音波を利用した車内蚊駆除装置です。
この装置は、車内に蚊が侵入した際に超音波の出力や感度を能動的に制御して蚊を駆除する仕組みで、蚊や害虫が嫌う周波数帯の音を発生させることで駆除効果を発揮します。

▲Wipsglobal.com、KR10-2025-0015500、「蚊駆除装置およびその作動方法」

ロボット掃除機から複雑な迷路まで、ユニークな技術と装置

これまで紹介した技術や装置の中には、すでに私たちが使っているものや知っているものもあるかもしれません。では、さらに斬新でユニークな技術や装置を見てみましょう。

ロボット掃除機を活用した害虫駆除を想像したことはありますか?
人の手が届かない隅々まで掃除するロボット掃除機が、隠れている害虫を検知し、直接殺虫剤を噴射できるそうです。さらに、ユーザーのスマートフォンアプリと連動して、害虫が発見された場所だけでなく、その種類までユーザーに通知してくれるとのことです。

▲Wipsglobal.com、KR10-2024-0154412、「ロボット掃除機を含む害虫駆除システムおよび害虫駆除方法」

複雑な迷路を利用した技術もあります。
該当発明は、一連の区画迷路を作って虫の幼虫が迷路型トラップの中に入り込むと四方から逃げられないように閉じ込め、無酸素状態を作り出すことで幼虫を窒息死させるように設計されたものです。
特にこの迷路トラップは蚊の幼虫駆除に効果的であり、水中に設置できるだけでなく、花瓶や植木鉢、マンホールなど、水分を必要とする場所で非常に高い効果を発揮するとされています。

▲Wipsglobal.com、KR10-2024-0152827、「蚊の幼虫を捕獲・駆除する迷路」

病害虫との戦い、これからはスマート技術で対応しよう

蒸し暑い夏は、ただでさえイライラしやすい季節です。そこに病害虫まで重なると、私たちの夏の暮らしを大きく妨げてしまいます。
しかし、さまざまな分野で多様なスマート技術や装置が病害虫を防ぐ盾となって、いまや予防と対応のパラダイムも変わりつつあります。
スマートな特許技術が、皆さんの快適で賢い夏の過ごし方に役立てばうれしいです!

▲ gettyimagesbank.com



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2025年8月12日火曜日

【お知らせ】「2025 知財・情報フェア&コンファレンス」出展のご案内

 「2025 知財・情報フェア&コンファレンス」出展のご案内



●会期:2025年9月10日(水)~9月12日(金)

●会場: 東京ビッグサイト 西3・4ホール

●展示ブース
   ◎小間位置:W4-89
   ◎展示内容:
  ✓グローバル特許情報検索システム「WIPS GLOBAL」: www.wipsglobal.com
  ✓韓国特許を日本語で検索できるシステム「PATBRIDGE」: www.patbridge.com
  AI特許自動分類システム「WIPS PRISM」:www.wipsprism.com
  ✓特許・商標・意匠の調査(先行技術、特許性、無効、侵害、FTO等)及び分析
  ✓包袋、審決文、判決文の取り寄せ・複写・翻訳

●企業プレゼンテーション
   ・日時:9月11日(木) 12:35
   ・場所:D会場
   ・テーマ:POSCOの特許専門家が発表する「新規事業企画に活用されるAI-融合IP戦略事例」

●お問合せ
 株式会社WIPS グローバルビジネス部 グローバルビジネスチーム
 ☎ +82-2-726-1113
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2025年6月20日金曜日

【WIPS Global】便利さを超えて必須機能に、AI要約とリアルタイム翻訳

知的財産サービス分野でももう色んなAI機能が活用されています。特に特許検索システムでAIを活用するのは特許検索業務の効率性と正確性を革新的に向上させる核心要素になりました。特許検索でAI機能は主に検索、要約、翻訳などでとても重要な役割を果たしています。いくつかご紹介します。

1.膨大なデータ処理及び関連性の高い情報抽出
世界で毎日数多くの特許が出願されて登録されています。この膨大な量のデータを人が手動ですべて検討するのは事実上不可能です。AIはマシーンラーニングアルゴリズムを活用して数百万件の特許文献を迅速に分析してユーザーが希望する情報と最も関連性の高い特許を正確に識別します。キーワードマッチングを超えて文脈を理解して類似概念を探し出す機能を通じて重要な特許を探すのに決定的な役割を果たします。

2.検索正確度及び効率性増大
伝統的なキーワードと演算子を利用した検索方法はユーザーの限界で必要な特許を逃したり不要な特許を過度に検索する場合が多いです。AI基盤検索は自然語処理(NLP)技術を活用しtえ複雑な検索質疑を理解して、類似概念、同義語、関連技術分野を自動で拡張して検索します。これは検索の正確度を高めて不要な努力を減らし、核心特許をもっと速くて効率的に発見できるようにサポートします。また、AIは検索結果を自動で分類して視覚化して分析家が全体的な技術動向を一目で把握できるように支援します。

3.迅速で正確な特許要約
特許文献は専門的で膨大な内容が入っているので、核心内容を把握するのに多くの時間が所要されます。AI基盤要約機能は複雑な特許全文から核心請求項、発明の特徴、技術的効果などを自動で抽出して簡潔に要約してくれます。これは膨大な特許データを素早く確認して重要な特許を選別するのに必須で、調査時間短縮をサポートします。要約された内容を通じて分析家は特許の価値と重要性を迅速に判断して次の段階の深層分析有無を決定できます。

4.言語の障壁解除及びグローバル情報接近性向上
特許文献は様々な言語で出願されるため、特定言語に限られた検索はグローバル技術動向を把握するのに限界があります。AI基盤の翻訳機能は世界の多様な言語で出願された特許文献を正確で迅速に翻訳して言語の障壁を克服できるようにします。これは非英語圏の特許情報に対する接近性を大きく向上させ、海外競合他社の技術開発現況や特定技術分野のグローバル研究動向を把握するのに必須的な道具として活用されます。単純に単語を翻訳するだけではなく、特許ドメインの専門用語と文脈を理解してもっと正確な翻訳を提供するのが重要です。

5.戦略的意思決定支援
AI機能は単純な情報検索を超えて分析家が戦略的な意志決定ができるように支援します。例えば、特定技術分野の特許動向を分析して有望技術を発掘したり、競合他社の特許ポートフォリオを分析して研究開発方向を設定するのをサポートします。また、潜在的な特許侵害リスクを事前に把握したり、新規事業進出時に特許環境を 分析するなど色んなビジネス戦略樹立にAIが生成したインサイトが活用できます。
結論として、AI機能は特許調査専門家たちが複雑で膨大な特許データをもっと正確で効率的に分析して、最終的にはよりいい戦略的意思決定ができるようにサポートする必須的な道具として位置づけています。このような機能は特許業務のパラダイムを変えていて、今後その重要性はもっと大きくなると思われます。

WIPS Globalでは、生成型AIを活用して要約とリアルタイムNMT(Neural Machine Translation)翻訳機能を提供しています。
どのように活用されているか今回のポストで確認してみたいと思います。


AI要約(AI Summary)は生成型AIを基盤に発明の説明を難しい用語の代わりに易しい用語で要約して提供する機能で、膨大な内容の特許文献を簡単で素早く把握できます。明細書の構成を考慮して技術分野、解決課題、解決手段、特徴、効果に対して核心内容を要約します。発明の核心内容を全体的な観点から、また細部的に区分して素早く理解できます。


Full-Textで提供されるデータの内、英語と日本語で提供している文献を対象に中国語のリアルタイム翻訳が提供されます。発明の名称、要約、請求項、発明の説明項目を対象にリアルタイム翻訳が活性化されて該当項目が提供される賦課機能-詳細表示、イージービューアー、デュアルビューアー、請求項分析、Invalidation Advisor、Insight Plus-にも拡大されて提供されます。

▲ 日本特許文献のリアルタイム翻訳画面


NMT(Neural Machine Translation)は人工神経網(Neural Networks)を活用した機械翻訳技術を意味し、人工知能技術のディープラーニングを使用して文脈と文章構造を理解して自然な翻訳を生成します。

既存の翻訳方法より、文脈をもっとうまく把握して自然な翻訳になり、単語やフレーズを独立的に翻訳する既存の方法よりもっと正確で柔軟です。

▲ 請求項分析:英語-中国語リアルタイム翻訳

▲ Insight Plus > 詳細表示 > リアルタイム翻訳画面

ここまで、WIPS Globalで提供しているAI要約とリアルタイムNMT翻訳機能をご紹介しました。
もうAI基盤の要約とリアルタイム翻訳機能は膨大な特許情報から核心内容を早く把握して、言語の壁を越えてグローバル技術トレンドを読み取ってもっと正確で迅速な意志決定ができるようにサポートする必須的な道具になりました。
単純な便利さを超えて業務の生産性と力量を一段と引き上げるのに大きく役立つと思われますので、ぜひご活用ください。


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